2021年11月

言霊百神│禊祓(二)㉕

禊祓とは斯の如き意味で主観が客観への飛躍することであり、自他を律する原理の一致であり、麻邇から云えば普遍性の証明である。ヘーゲル哲学ではこの様に主観が客観に高揚することを「主観態の無限的真態」と称するが、その無限なる純粋…

言霊百神│禊祓(二)㉔

黄泉神と交渉して高天原に逃げ帰った時までの伊邪那岐命が言霊麻邇を把握していた状態はその如く依然として独自のもの主観的なものであったが、ここに伊邪那岐命は伊邪那岐大神として起ち上って、主客自他双方を併せた自己の大我法身(御…

言霊百神│禊祓(二)㉓

(知訶島)(ちかのしま) 以上、衝立船戸神より辺津甲斐弁羅神まで十二神が位する宝座を「知訶島、またの名は天之忍男(あめのおしを)」と云う。知訶とは知識を叱り、たしなめ、とがめて是正することであり、すなわち知識経験の整理方…

言霊百神│禊祓(二)㉒

最初から此処まで説いて来た所を試みに仏教経典に当嵌めて云うならば、禊祓の行は『無量寿経』のそれに当るだろう。黄泉国に於ける経緯は『般若経』や『華厳経』に当るだろう。そして最初の岐美二神の御子生みと音の整理の心は『法華経』…

言霊百神│禊祓(二)㉑

禊祓とはすべての客体的、客観的思想の上に主観態に於ける精神組織の自覚の全体系(衝立船戸神)の内容である高天原の言霊麻邇の原理を一つ一つ規範として投入し、適用し、応用し、活用して渾沌未整理の世界文化を普く批判、整理、綜合す…

言霊百神│禊祓(二)⑳

禊祓とはすべての客体的、客観的思想の上に主観態に於ける精神組織の自覚の全体系(衝立船戸神)の内容である高天原の言霊麻邇の原理を一つ一つ規範として投入し、適用し、応用し、活用して渾沌未整理の世界文化を普く批判、整理、綜合す…

言霊百神│禊祓(二)⑲

疎神は疎け隔てる原理。那芸佐毘古は雉き続ける原理。 甲斐弁羅神は間を減らす原理で、甲斐は山と山との間の狭のこと。中間のどっちともつかずの言葉や思想を減らすこと。奥、奥津のオキは沖、起で陽性音。辺、辺津は陰性音。すなわち「…

言霊百神│禊祓(二)⑱

次に投げ棄つる左の御手の手纏になりませる神の名は、奥疎神(おきさかるのかみ)。 次に奥津那芸佐毘古神(おきつなぎさびこのかみ)。 次に奥津甲斐弁羅神(おきつかひべらのかみ)。 次に投げ棄つる右の御手の手纏に成れる神の名は…

言霊百神│禊祓(二)⑰

次に投げ棄つる御冠(みかがふり)に成りませる神の名は、飽咋之宇斯能神(あきぐいのうしのかみ) 言霊図の冠に当る所はア段である。これを天児屋命(あめのこやねのみこと)と云う。ア段は芸術の世界であって、「柳は緑、花は紅」と云…

言霊百神│禊祓(二)⑯

次に投げ棄つる御褌(みはかま)に成りませる神の名は、道俣神(ちまたのかみ) 褌は物事が左右に分れる形。道俣(巷)は道の分岐点のことで、思想の批判整理には陰陽、前後、左右、主客、往還等の区別分岐を誤らぬことが肝要である。こ…