2021年12月

眼鼻と云うのは音図を人の顔に見立てた母音の位置である。エ言霊(理性)を所依根拠としてこれによって一切種智、五十音麻邇を処理運営して行く宇宙生命観の曼荼羅が天照大御神の心であり姿である。これを「天津太祝詞音図」と云い、八咫…

ここ(是)に左の御目を洗ひたまふ(ひし)時に(、) 成りませる神の名は、天照大御神。 次に右の御目を洗ひたまふ(ひし)時に(、) 成りませる神の名は、月読命。 次に御鼻を洗ひたまふ(ひし)時に(、) 成りませる神の名は、…

そ(其)の底筒之男命、中筒之男命、上筒之男命は(、三柱の神は、) 墨江の三前の大神なり(也) 墨江のスミは総見であり、スミラミコトのスミでもある。総見は仏教の総持(マニハンドマ)であり、阿耨多羅三藐三菩提であり、すなわち…

またその大和言葉の言葉通りに社会を経営して行けば、そのままに世界は平和偕調を得て永遠に代わることがない。言葉そのものが生命の原理であるからである。発達の極に達せんとしている現代の科学文明もまたこの言葉即道の原理によって改…

大和言葉の世界では各人がみずから言う言葉通りに実践すればおのずから道に叶う。言葉そのものが道であるからである。そこには疑惑も迷いもない。疑惑や迷いは言葉自身が即座に解決して呉れる。神である自分の言葉が神の子である自分の心…

幾度も説いたが高天原の国の言葉は麻邇を以て組織構成され、その国は麻邇によって経営される。その経営者の名を邇邇芸命と云う。天照大御神(布斗麻邇)の孫に当る。邇は近、似、二である。布斗麻邇から生まれた子は大和言葉の言葉の世界…

こ(此)の三柱の綿津見神は(、)阿曇連等(あづみのむらじら)が祖神とも(以)ち斎(いつ)く神なり(也)、 かれ(故、)阿曇連等は、こ(其)の綿津見神の子、宇都志日金拆命(うつしひかなさくのみこと)の子孫なり(也) 綿津見…

中に滌ぎたまふ時に(、)成りませる神の名は(、)中津綿津見神(なかつわたつみのかみ)、 次に中筒之男命(なかづるのをのみこと) 中瀬の真中はウ段であって、中津綿津見神はウからウに渡す働らき。中筒之男命はツクムフルヌユスで…

中に滌ぎたまふ時に(、)成りませる神の名は(、)中津綿津見神(なかつわたつみのかみ)、 次に中筒之男命(なかづるのをのみこと) 中瀬の真中はウ段であって、中津綿津見神はウからウに渡す働らき。中筒之男命はツクムフルヌユスで…

次に水底に滌ぎたまふ時に(、)成りませる神の名は(、)底津綿津見神(そこつわたつみのかみ)、 次に底筒之男命(そこづつのをのみこと) 水底は中瀬の水底であって、エ段である。綿津見のワタは渡であり、また海(わた)である。海…