中国秘伝ひとりあんま気功⋆⑳

どうき・息切れを改善する⑴
 どうきは心臓になんらかの異常があるとき、息切れは心臓や呼吸器の機能に問題があるときにおこります。しかし、心臓や呼吸器に問題はなくても、精神的な緊張に弱い人は、興奮することによってもどうきがします。貧血気味の人もよくどうきがしますし、太り気味の人はよく息切れをします。また、齢をとると、だれでも若いときよりどうき・息切れがしやすくなるものです。
 中国医学の考え方によると、どうき・息切れは心の気が不足して(または、とどこおって)、心機能が低下することによって引き起こされる症状です。
 ですから、どうき・息切れを治すには、心とつながった心経という経絡(気の流れる道)か、心包経という経絡に気を送りこみ、心の機能を強化し、根本的に症状を改善しなければなりません。または、心と密接につながっている小腸経という経絡に気を送りこむことで、心の機能を強化する必要があります、
 では、心に気を送りこみ、どうき・息切れを根本的に治すあんま気功法を紹介しましょう。
 これは手首をまわすだけでツボが刺激できる方法ですから、初心者でも簡単にマスターできます。

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