どうき・息切れを改善する⑵
①楽な姿勢で椅子にすわり、肩の力を抜いて全身をリラックスさせます。かるく目を閉じ、腹式呼吸をしながら、両手のひらをこすり合わせます。
②手が温かくなったら、どうき・息切れにとても効果がある二つのツボを刺激します。その一つが大陵、もう一つは陽谷です。大陵は手首を内側に曲げたときにできる横ジワの中央にあり、心包経に属しているツボ。陽谷は手首の甲の小指側に出っ張った骨の横のくぼみにあるツボで、こちらは小腸経に属しています。
ツボを刺激する前に、机に肘をついて、右手のひらを上に向けてください。そして、右手の親指の指面を左手の大陵にあて、人差し指の指面を陽谷にあて、残る三本の指で右手を支えます。
右手の指で二つのツボをおさえたまま、左手のグルグルとまわします。こんなふうに手首をまわすと、ツボを押す手に力を入れなくても、ツボに適度な刺激があり確実に気も送りこまれます。まず時計回りに一八回まわし、次に逆時計回りに一八回まわします。
左手が終わったら、右手の大陵と陽谷を左手で刺激します。やはり親指と人差し指でツボをおさえ、時計回りで一八回、逆時計回りで一八回まわしてください。
以上①~②の方法を毎日一回欠かさずにつづけば、日増しに症状はかるくなっていきます。
中国秘伝ひとりあんま気功⋆㉑
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