医療

古歩道│優遇税制と薬価差益③

医師優遇税制の誕生と薬価差益③ ともあれ、山ほど薬をもらっても3割負担ならば診察代込みで2000円程度。ドラッグストアで買えば何千円分となる薬をもらっているので高いとすら思わず、親切な医者と感謝するぐらいだろう。これが企…

古歩道│優遇税制と薬価差益②

医師優遇税制の誕生と薬価差益② 医者(病院)が兼業して薬も患者に出すとすれば、どうだろうか。使用する銘柄、量、種類をすべて医者が決定するのだ。製薬メーカーにすれば病院と専属契約できれば自社製品を独占販売できる。そこで先の…

古歩道│優遇税制と薬価差益①

医師優遇税制の誕生と薬価差益① まず、1954年に導入された医師優遇制度は、医者(開業医)の全収入の7割を経費と認め、課税対象は残り3割だけでいいというものだ。ただでさえ税収が少ない時代である。 大蔵省は猛烈に反発し、国…

古歩道│医師会は軍医組織②

医師会のルーツは大日本帝国の軍医組織② こうして地ならしが終わったところで次のステップとなる。 日本医師会の登場である。敗戦から2年後の1947年、GHQの指導、つまりサンダースの指導で再編された日本医師会の役割は、まず…

古歩道│医師会は軍医組織①

医師会のルーツは大日本帝国の軍医組織① 新生した日本医師会の目的は、戦後日本を徹底的に欧米型医療へ改変することだった。 前章でも紹介したが、明治維新後、日本は医療ギルド、とくにドイツ医学界ギルドの傘下に入った。しかし、も…

古歩道│西洋医療へ体制変更②

西洋医療オンリーへの体制変更② 西洋医の数も明治維新後、2万人からスタートして(おそらく蘭方医であろう)、太平洋戦争直前、医師急増政策で6万5000人まで拡大するものの、70年間で3倍強にしか増えなかった。それが戦後60…

古歩道│西洋医療へ体制変更①

西洋医療オンリーへの体制変更① 昔の日本の医療事情について質問した際、本書担当編集者が興味深い話をした。 「私が小学生になったころですから、1970年代前後ですか、そのころから風邪でも親が『病院に行け』というようになった…

古歩道│日本医師会②

日本の医療を「殺した」犯人② 医師会はここからして違うのだ。ボスの命令に一糸乱れぬ組織力を誇っている。上意下達が徹底され、医師会の会長の命令を忠実に実行する。その意味では「日教組」(日本教職員組合)のような労働組合に近い…

古歩道│日本医師会①

日本の医療を「殺した」犯人① 日本医師会。実に奇妙な組織である。 どんな組織なのかは誰でも知っている。読んで字の如し。医師たちの親睦団体である。もう少し正確にいえば「開業医」の団体で、民間病院の医院長やオーナーである「開…

古歩道│日本の医療ギルド②

それでも戦前までは日本の医療ギルドはまだよかった② 結果的に庶民の医療は、相変わらず江戸時代から続く漢方、鍼灸、整体、薬草や民間療法で賄われ、昭和中期、1950年代まで「庶民の医療」として機能していく。その意味では、医療…
2020年12月
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