医療

古歩道│肝炎と覚醒剤①

肝炎ウイルスの蔓延の陰に覚せい剤① 疫病や感染症の予防接種は、西洋医学のシンボルといっていい。 現在も接種が義務付けられており、国費で負担しているジフテリア、百日咳、破傷風(3種混合ワクチン)、麻疹や風疹、日本脳炎、結核…

古歩道│日本医師会による…③

日本医師会による日本医療占領③ ところが日本医師会は、外食=寿司屋と決め付け、寿司屋が高いというならば、うどん屋より安くしてやる、と押し付けてきた。そう、誘導してきたのだ。その挙句、安くした分、税金を優遇しろ、儲けが減っ…

古歩道│日本医師会による…②

日本医師会による日本医療占領② それが1971年の医師会主導による全面ストライキなのだ。 武見の理論によれば、「薬価差益」とは、不当に低く抑えられている診療報酬を肩代わりしているものにすぎない。薬価差益を返上しろというな…

古歩道│日本医師会による…①

日本医師会による日本医療占領① 日本医師会が、いかにして日本の医療体制を乗っ取ったのか、今一度、整理しよう。 まず医師会は、リーダーである武見太郎が吉田茂の主治医という立場を利用して「医師優遇税制」の導入に成功する。 戦…

古歩道│優遇税制と薬価差益③

医師優遇税制の誕生と薬価差益③ ともあれ、山ほど薬をもらっても3割負担ならば診察代込みで2000円程度。ドラッグストアで買えば何千円分となる薬をもらっているので高いとすら思わず、親切な医者と感謝するぐらいだろう。これが企…

古歩道│優遇税制と薬価差益②

医師優遇税制の誕生と薬価差益② 医者(病院)が兼業して薬も患者に出すとすれば、どうだろうか。使用する銘柄、量、種類をすべて医者が決定するのだ。製薬メーカーにすれば病院と専属契約できれば自社製品を独占販売できる。そこで先の…

古歩道│優遇税制と薬価差益①

医師優遇税制の誕生と薬価差益① まず、1954年に導入された医師優遇制度は、医者(開業医)の全収入の7割を経費と認め、課税対象は残り3割だけでいいというものだ。ただでさえ税収が少ない時代である。 大蔵省は猛烈に反発し、国…

古歩道│医師会は軍医組織②

医師会のルーツは大日本帝国の軍医組織② こうして地ならしが終わったところで次のステップとなる。 日本医師会の登場である。敗戦から2年後の1947年、GHQの指導、つまりサンダースの指導で再編された日本医師会の役割は、まず…

古歩道│医師会は軍医組織①

医師会のルーツは大日本帝国の軍医組織① 新生した日本医師会の目的は、戦後日本を徹底的に欧米型医療へ改変することだった。 前章でも紹介したが、明治維新後、日本は医療ギルド、とくにドイツ医学界ギルドの傘下に入った。しかし、も…

古歩道│西洋医療へ体制変更②

西洋医療オンリーへの体制変更② 西洋医の数も明治維新後、2万人からスタートして(おそらく蘭方医であろう)、太平洋戦争直前、医師急増政策で6万5000人まで拡大するものの、70年間で3倍強にしか増えなかった。それが戦後60…
2024年4月
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