西野皓三│頭脳知は他人任せ① 頭脳知に頼ることは、他人任せに生きること① 今、人間の知の歴史は、新しい方向に向かって歩み出そうとしていると言えるでしょう。「新しい知」とは生命の知であり、人間と自然を融合させる知でもあります。外からの情報をインプットし…続きを読む
西野皓三│啓蒙から科学② 啓蒙の時代から、科学の時代へ② また、1996年10月23日、法王庁科学アカデミーに寄せた書簡で、ヨハネ・パウロ二世はダーウィンの「進化論」を「すでに仮設の域を超えており、カトリックの教えと矛盾しない」(ロイター・サン)…続きを読む
西野皓三│啓蒙から科学① 啓蒙の時代から、科学の時代へ① 神話の時代に続く2番目の時代、理性あるいは啓蒙の時代とは、中世キリスト教神学の時代という意味です。 ギリシャ時代には、神と人と自然がそれぞれ独自の存在感を持ち共存していたのですが、この理性…続きを読む
西野皓三│「知」の変遷 人間の「知」の変遷を追う 身体知をより理解するために、人間の知の変遷(歴史)というものについて少し述べておきたいと思います。 人間の知の歴史を大きく分けると、神話の時代、理性または啓蒙の時代、科学の時代と3つに分けること…続きを読む
西野皓三│頭脳第一主義② アリストテレスの「頭脳第一主義」② アリストテレスはまた、知をポエーシス(poiesis)、プラクシス(praxis)、テオリア(theoria)の三つに分類しました。ポエーシスとはものを作ること、生産製作であり、プラク…続きを読む
西野皓三│頭脳第一主義① アリストテレスの「頭脳第一主義」① 現代の脳第一主義を生み出した大きな要因の一つに、アリストテレスの影響があります。 アリストテレスは、ソクラテス、プラトンと続いてきた哲学を大成した大哲学者というだけに“知(sophia…続きを読む
西野皓三│本質は快楽② 生命の本質は「快楽」だ② オプティミスト(楽観主義者)は身体知を活かして、最善の解決法を掴む人であるのに対して、オポチュニスト(日和見主義者)は「その場主義」で、思い付きの策に頼り、小細工を弄するタイプです。身体知を発揮…続きを読む
西野皓三│本質は快楽① 生命の本質は「快楽」だ① オプティミスト(楽観主義者)には2種類あります。 一つは、スーパー・オプティミストに代表される、生まれつきのオプティミストです。これは、代々、身体(細胞)に刻み込まれてきた気質的なオプティミスト…続きを読む
西野皓三│ポジティブの限界 ポジティブ・シンキングの限界 身体(腸管内臓系)レベルの情動で動く姿こそ、人間にとっては自然で健全な状態なのです。大脳新皮質が異常に発達した人間は、ともすると脳の作り出す考え(幻想)だけで現実を克服しようと試みます。 そ…続きを読む
西野皓三│腸管内臓系!? 現代人の「腸管内臓系」は眠っている!? 脳、ことにヒトの大脳新皮質は、生物の進化が生み出した最高傑作の一つでしょう。その見事な情報処理システムは、今日のハイ・テクノロジーをもってしても、真似することはできません。 大脳は…続きを読む