言霊

言霊百神│創造の序曲⑮

世界は一つ(随想)  世界は唯だ一つの空間の広がり  世界は唯だ一つの歴史の流れ  世界は唯だ一つの人類の集まり  世界は唯だ一つの真理の動き

言霊百神│創造の序曲⑭

八尋殿(やひろどの) 八を尋ねる神殿の義。神殿とはここでは図形のことである。その姿は右記の如く、哲学ではこれを框(かまち)と云う。キリスト教ではこの幾何学図形を「アダムの肋骨」と云い、キリストが生み落とされた「馬槽(うま…

言霊百神│創造の序曲⑬

天之御柱(あめのみはしら) アオウエイを云う。これに対しワヲウヱヰを国之御柱(くにのみはしら)と云う。御柱は絶対の実在として中央に一本立っている場合と、二本を相対的に立てる場合がある。天之御柱はまこと「一心の霊台、初神変…

言霊百神│創造の序曲⑫

矛のさき(末)より滴(垂落)る塩、積(かさな)りて島(嶋)と成る 舌の先から音が出て来ること。島とは宇宙の締まり、心の締めくくりである。たとえばkと云う父韻でaと云う母音を攪(か)きならす時、ka(カ)と云う心の締まりと…

言霊百神│創造の序曲⑪

矛のさき(末)より滴(垂落)る塩、積(かさな)りて島(嶋)と成る 舌の先から音が出て来ること。島とは宇宙の締まり、心の締めくくりである。たとえばkと云う父韻でaと云う母音を攪(か)きならす時、ka(カ)と云う心の締まりと…

言霊百神│創造の序曲⑩

沼矛を指し下して攪(画)きたまえば 舌を使って音を色々と出してみること。知性の八律、八父韻の作用によって現象が色々と現れて来ることである。 塩 シホ(四穂)の咒示である。実在、隠神であるアオウエの四音のこと。またシホは機…

言霊百神│創造の序曲⑨

天浮橋に立たして 前述、八父韻の意義として説いた如く実相を生じる根拠原律である。吾と我(汝)、主体と客体、此岸と彼岸を渡す橋である。言霊として把握すればヒチシキミリイニの八韻、色相の原素に現わせば「紅、赤、橙、黄、緑、青…

言霊百神│創造の序曲⑧

天沼矛(あめのぬぼこ)④ 禅ではまたこの能力を「扶けては断橋の水を過ぎ、伴っては無月の村に帰る。」(『無門関』「第四十四則」)などと云う。すなわち芭蕉の拄杖子(しゅじょうす)である。人間が人間の道を間違いなく行くことが出…

言霊百神│創造の序曲⑦

天沼矛(あめのぬぼこ)③ 人間は本源の先天を保有し活用する宇宙の子であり、神の愛子(まなご)であり、生身の仏陀である。冷煖自知と云えば単に感覚上の問題である如くであるが、自知の意義を知性全般に拡大すれば、みずから、そして…

言霊百神│創造の序曲⑥

天沼矛(あめのぬぼこ)② 元来宇宙が剖れると云うことと、その宇宙が剖れることが人間に判ると云うことは同時であり、表裏をなすことであり、不二一体の事柄である。宇宙がワカレルことを剖判と云い、そのことが人間にワカルことを判断…
2024年3月
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