言霊

三種の神器

 最近、日本の皇室は以前よりは国民に近い存在に感じられるようになりました。それでも天皇の即位式とか大嘗祭、皇太子の立太子式などの皇室の儀式をテレビで見ますと、国民生活の中では見慣れない形式や道具類が多いようです。これらの…

机・筆

 個人の経験知による先入観を捨てて、広い宇宙の心に立ち返って、その眼で物事を観察しますと、物事の真実の姿を見る事ができます。その姿に、心の要素である五十音言霊を選んで二個・三個と結びつけ名前をつけますと、真実の姿そのもの…

鏡餅

 日本には、正月に床の間に上下二段のお供え餅を飾ってお祝いする風習があります。これを鏡餅と呼んでいます。神社では正月に限らずご神前に鏡餅をお供えしてあるところもあるようです。神社では鏡餅の他に酒・米・塩・魚・菜っ葉…等々…

二拍手

 昔、崇神天皇の時に言霊の原理は人々の意識から消えていくよう仕組がとられ、将来、時が来れば再び人々の意識に甦るよう色々な施策が行われた。  先に、神社の拝殿の前で鳴らす鈴の意味について説明しました。鈴の形は人間が言葉を発…

十六夜(いざよい)

 頭脳の先天構造を指示する古事記の神名にちなんで日本語の一、二の言葉の語源について話をしましょう。  十六夜と書いて「いざよい」と読みます。夜の宵に通じます。けれど十六はどう考えても「いざ」とは読みません。この造語が古事…

古事記と五十音言霊

 古事記は七一二年(和銅五年)太安万侶によって選上されました。御存知のことと思いますが、全部漢字で書かれています。と言っても漢文ではありません。日本の言葉一語一語に同音又は同意の漢字を当てはめて文章としたのです。私達は難…

易経

易経
 人間の精神の先天構造を前章のように図で表わしますと、中国から始まったと言われる易をご存知の方はすぐにお気付きになることでしょう。「易の大局図と全く同じだな」と。そうです、同じであります。唯違うことは言霊図が物事の最小単…

天地初めて發けし時

 日本の古典である古事記をお読みになったことのある方は多いことと思います。その古事記の神代の巻の最初の文章を覚えていらっしゃいましょうか。 「天地初めて發けし時、高天原に成りし神の名は…」とあります。  またキリスト教の…

松風

松風
 梅の偈の掛軸のある部屋の隣の部屋の前にきました。矢張り襖が開けてあります。見ると同じような床の間に同じような表装の各軸が掛かっています。  余坐聴松風 (余坐に松風を聴く) と同じ筆で書かれています。ますます驚きました…

梅の花

梅の花
 最初に一名竹寺と呼ばれる光悦寺の庭園を見学し、次に大徳寺に行きました。直に見学できるのかと思いきや、乗客全部庭園に面した広い廊下に座らされて、若い坊さんが説法を始めたのには驚きました。話はなかなか終わりません。退屈極ま…
2024年4月
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