言霊

言霊百神│創造の序曲⑩

沼矛を指し下して攪(画)きたまえば 舌を使って音を色々と出してみること。知性の八律、八父韻の作用によって現象が色々と現れて来ることである。 塩 シホ(四穂)の咒示である。実在、隠神であるアオウエの四音のこと。またシホは機…

言霊百神│創造の序曲⑨

天浮橋に立たして 前述、八父韻の意義として説いた如く実相を生じる根拠原律である。吾と我(汝)、主体と客体、此岸と彼岸を渡す橋である。言霊として把握すればヒチシキミリイニの八韻、色相の原素に現わせば「紅、赤、橙、黄、緑、青…

言霊百神│創造の序曲⑧

天沼矛(あめのぬぼこ)④ 禅ではまたこの能力を「扶けては断橋の水を過ぎ、伴っては無月の村に帰る。」(『無門関』「第四十四則」)などと云う。すなわち芭蕉の拄杖子(しゅじょうす)である。人間が人間の道を間違いなく行くことが出…

言霊百神│創造の序曲⑦

天沼矛(あめのぬぼこ)③ 人間は本源の先天を保有し活用する宇宙の子であり、神の愛子(まなご)であり、生身の仏陀である。冷煖自知と云えば単に感覚上の問題である如くであるが、自知の意義を知性全般に拡大すれば、みずから、そして…

言霊百神│創造の序曲⑥

天沼矛(あめのぬぼこ)② 元来宇宙が剖れると云うことと、その宇宙が剖れることが人間に判ると云うことは同時であり、表裏をなすことであり、不二一体の事柄である。宇宙がワカレルことを剖判と云い、そのことが人間にワカルことを判断…

言霊百神│創造の序曲⑤

天沼矛(あめのぬぼこ)① 現象的に直截に説明すれば言語を発する器官である舌のことである。舌は矛(鋒)の形をしている。然し舌は舌だけで活動するわけではない。舌は心の動き、心を言葉をまとめ上げて宇宙の事を表現する宇宙の機関の…

言霊百神│創造の序曲④

「無名(名無き)は、天地の始めにして、有名(名有る)は、万物の母なり。」(『老子』)と云うが、岐美二神の創造の意義に老子のこの命題がぴたりと当て嵌まる。森羅万象が生まれると云うことはその名ができると云うことである。森羅万…

言霊百神│創造の序曲③

こ(是)の漂(ただよ)へる国をつく(修理)り固め成せ 漂える国とは混沌である。其処にはただ先天である父母十七音の天名が存するだけで、具象具体の実相現象としての何物もまだ生まれない境涯を云う。『日本書紀』はこれを「渾沌(ま…

言霊百神│創造の序曲②

伊邪那岐命、伊邪那美命、二柱の神 前述の如く伊邪那岐神と云う場合は原理であり理体であり、伊邪那岐命と云う時はその原理の表現である言葉であり、同時にその原理の実現者、活動体としての人間である。神道に於ける神と命の関係は仏教…

言霊百神│創造の序曲①

ここ(是)に天津神諸(あまつかみもろもろ)の命(みこと)を以(も)ちて 先天の内容である十七言霊を「天津神諸の命」と云う。みこととは御言である。この十七個を天名(あな)と云う。「あな(穴)かしこ」と云われるアナであり、先…
2021年4月
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