気功

気功の方法…呼吸の鍛錬⑥

(5)呼吸鍛錬の観察  練功者の呼吸鍛錬の観察では、一般的にその呼吸の深さ、息を殺していないかどうか、その呼吸の音が軽やかでむらがないかを調べる。腹式呼吸では手を練功者の腹部に軽くあてて、その腹式呼吸が穏やかでリズムが揃…

気功の方法…呼吸の鍛錬⑤

(4)呼吸鍛錬の原則と要求  一般的な静功鍛錬では、始めるにあたって、いかに身体をリラックスさせるか、姿勢を正しく気持ちよくさせるか、情緒を安定させるかに注意を払うことが主であり、その後に呼吸を整えることに注意を払うので…

気功の方法…呼吸の鍛錬④

⑤呼吸の練習  出る気は呼、入る気は吸であり、呼と吸の両者は異なる働きがある。清の薛陽桂は『梅華問答』の中で次のように語っている。「人は一呼一吸の関係は些少(さしょう)のことではない。一吸とは天地の気を自己に帰属させるこ…

気功の方法…呼吸の鍛錬③

(3)常用呼吸法と鍛錬と運用  現代に用いられている各種の呼吸法は、すべて古代の方法から発展してきたものであり、臨床で何が必要かによって、それに相応する呼吸法を選ぶ。常陽される方法には、次のものがある。 ①自然呼吸  一…

気功の方法…呼吸の鍛錬②

(2)古代では呼吸鍛錬をどのように認識していたか  古代の気功鍛錬家は、「精気を呼吸する」という考えに導かれ、「真気は天から受け、穀気と合わさり、全身を充たす」と認識していた。このため、息を吸うという鍛錬を強調し、息を吸…

気功の方法…呼吸の鍛錬①

(1)呼吸鍛錬の重要性  呼吸の鍛錬は、古い時代では吐納と呼び、すべての鍛錬のなかでもキーポイントとなるものである。私達は四六時中絶えず呼吸し続けている。これは古人のいうところの「一呼一吸は一息であるが、呼吸をしないのも…

気功の方法…気の練養⑤

(5)姿勢の鍛錬と点検  姿勢は練功法の構成部分でもあるので、練功者は自分に適する姿勢を真面目に練習し、自分の姿勢が正しいかどうか常に点検しなければならない。練功の姿勢の特徴は、安定した状態を一定時間保ち続けることである…

気功の方法…気の練養④

(4)姿勢の鍛錬と要領  練功の姿勢は多く。それぞれ独自の形をもち、それぞれ求められるものも異なる。しかし、つまるところ練功の目指す目的、つまり体質を強め、疾病を治療することであり、練功をうまく行うためであり、さらに身体…

気功の方法…気の練養③

(3)常用の姿勢法とその応用 ①…坐式 平坐式  腰掛か椅子に腰をおろす。自然に姿勢を正し、頭をまっすぐにし、肩の力を抜き、口と目を閉じ、両手は大腿の上に軽く置く。腰は自然にまっすぐ伸ばし、腹部は適当にゆるませ、臀部の三…

気功の方法…気の練養②

(2)姿勢の種類およびその発展  姿勢には、立つ、坐る、臥(ね)る、歩くの四つがあり、古人はこれを「四威儀」といった。練功の姿勢もつまるところ、坐る、臥る、立つ、歩くの四つに分けられる。しかし、この四種類は鍛錬の実際にも…
2024年4月
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