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気功の方法…蘇東坡の養生訣①

北宋の文人蘇軾(西暦一〇三七~一一〇一年)は字を子瞻、東坡居士と号し、もともと吐納導引の術を好み、同時に自ら実践し、体得すること大であった。彼を道教の大小周天内丹術の基礎を定めた張伯端とは同時代であるが、張よりやや後れる…

気功の方法…類修要訣の小周天

明代の博学多才の胡文函煥には『類修要訣』の著書があるが、その中に小周天功法が含まれており、清初の汪昴が自著の『医方集解』勿薬元銓の中の写し集めている。嶈維喬は往年『因是子静座法』の中で、自己の静坐功法が『医方集解』の中の…

気功の方法…因是子静坐法②

(2)調息 静坐前の調息…平時のときには、鼻息の出入りに注意を払い、粗く浅くなってはいけない。喉、胸から次第に腹部に達するのがよい。 静坐時の調息…静坐しているとき、息が乱れたならば、心も安定しないので、必ず呼吸を極めて…

気功の方法…因是子静坐法①

蔣維喬の著した『因是子静坐法』は、一九一四年に初版が出て、一九一七年に再販された。さらに一九一八年に『因是子静坐法続編』が出版された。蔣維喬自身が語ったところでは、この二冊の本はすでに数十版を重ねたという。当時この二冊は…

気功の方法…意気功

言い伝えによると、意気功の起源は宋代だが、考証されていない。天津の人である王竹林が一九一三年に『意気功詳解』を著し、この功法を紹介している。王氏は、この功法は気を集め球となし、ある部に行かせるもので、すべてが意を以て想像…

気功の方法…六字訣③

(4)臨床応用 鄒朴庵は「各字をそれぞれ六回、六六、三十六回念じる。つまり小周天である。病気がその臓腑にあるか、またはそれに関連する臓腑にもとづき、二字を各一八回ずつ、つまり三十六回念じると、前のと合わせると合計七十二回…

気功の方法…六字訣②

(2)適応症 「吹は腎、呵は心、嘘は肝、四は肺、呼は脾、喜は三焦(あるいは胆)」とは、つまり六字訣と臓腑との相応である。各臓の主な病症は、前にすでに述べているが、実際は練功者の体質と病理的な機能が、余りある(有余)、頑丈…

気功の方法…六字訣①

嘘(シュイー)、呵(コー)、呼(フー)、四(スー)、吹(チュイー)、喜(シー)の六字訣は、陶弘景の『養性延命録』にもっとも早く見られ、その後も古代の気功に関する多くの著作の中で述べられている。六字訣について最も詳しく述べ…

気功の方法…站桩功②

休息式 第一式…両手の手の甲を腰にあてるか、あるいは両手をポケットに入れるが親指は出しておく。その他は提抱式と同じ。 第二式…両腕を持ち上げ、両肘は弯曲させ、胸の高さに相当する手すりにかける。両足の前後の距離は約四横指と…

気功の方法…站桩功①

站桩はもともと武術界では足腰を鍛える基本功であり、各種の站法がある。この站桩は武術家王薌斎がまとめたものであり、かつては養生桩・混元桩ともいった。站桩功は『意拳』の站桩が変わったものであり、肉体と精神を同時に鍛える静功で…
2024年4月
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