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気功の方法…意念の鍛錬⑤

③呼吸に注意する  全身リラックスに注意を払ってから、意識的に呼吸をゆっくりさせ、心を落ち着かせるために、次の二種類の呼吸法のどちらかを用いる。 数息…呼吸しながら、その回数を数える。一から十まで、あるいは一から百まで数…

気功の方法…意念の鍛錬④

(3)常用される練意方法とその応用  錬意の中心となる内容は、意の集中およびその応用である。常用される方法には以下のものがある。 ①身体のリラックスに注意する  意識的に身体をリラックスさせることが、練功のもっとも基本的…

気功の方法…意念の鍛錬③

②…意守するための用意  用意の面では、古代には想像を用いる方法もあった。それは、ある幻想、幻覚を作り出し、意識を集中させ、あらかじめ期待した効果を収めようとするものである。この方法には、在想と観想の二種類がある。 在想…

気功の方法…意念の鍛錬②

(2)古代では意念鍛錬をどのように考えていたか  意念鍛錬の問題とは、意念をどのように用いるかである。『素問』上古天真論の中の「恬惔虚無、精神内守」は意念鍛錬を説いたものである。清代の張志聡の『素問集注』には「恬は安静を…

気功の方法…意念の鍛錬①

(1)意念鍛錬の重要性  気功における意念鍛錬とは、まず練功者が注意力を身体または一部の選定された部位、あるいはある種の事物にいかに集中しうるかということである。二番目には、静かに練功を行いながら、絶えず雑念を追い払うこ…

気功の方法…呼吸の鍛錬⑦

(6)呼吸鍛錬における生理的機序  人の呼吸運動は、呼吸中枢の支配を受けて絶えず活動し続けており、普通は意識的に調節はない。しかし、気功で求められる特有な呼吸の型は、意識が関与・誘導することによってのみ行うことができる。…

気功の方法…呼吸の鍛錬⑥

(5)呼吸鍛錬の観察  練功者の呼吸鍛錬の観察では、一般的にその呼吸の深さ、息を殺していないかどうか、その呼吸の音が軽やかでむらがないかを調べる。腹式呼吸では手を練功者の腹部に軽くあてて、その腹式呼吸が穏やかでリズムが揃…

気功の方法…呼吸の鍛錬⑤

(4)呼吸鍛錬の原則と要求  一般的な静功鍛錬では、始めるにあたって、いかに身体をリラックスさせるか、姿勢を正しく気持ちよくさせるか、情緒を安定させるかに注意を払うことが主であり、その後に呼吸を整えることに注意を払うので…

気功の方法…呼吸の鍛錬④

⑤呼吸の練習  出る気は呼、入る気は吸であり、呼と吸の両者は異なる働きがある。清の薛陽桂は『梅華問答』の中で次のように語っている。「人は一呼一吸の関係は些少(さしょう)のことではない。一吸とは天地の気を自己に帰属させるこ…

気功の方法…呼吸の鍛錬③

(3)常用呼吸法と鍛錬と運用  現代に用いられている各種の呼吸法は、すべて古代の方法から発展してきたものであり、臨床で何が必要かによって、それに相応する呼吸法を選ぶ。常陽される方法には、次のものがある。 ①自然呼吸  一…
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