気功の基礎研究⑨ 第4節循環器系 (1)心拍数 重慶医学院生理教研室室 一〇例について鍛錬前に一五分間呼吸を整えさせた後心拍数を測ったところ、平均五八・三回/分だった。三〇分間の気功鍛錬中、心拍数は減少し、減少数は平均五・四回だった。ま…続きを読む
気功の基礎研究⑧ (3)胃液分泌 蘇州医学院祖国医学教研室 三例について、空腹時に胃液をすべて抽出したところ一五分間は胃液がほとんど分泌されなかったが、続けて一五分間気功を行わせると分泌が急に増加し、止めるとまた明らかに漸時減少した。 …続きを読む
気功の基礎研究⑦ 第3節消化器系 (1)胃の蠕動 吉林医科大学放射線科 鍛錬した一〇例中七例に、休息時と比べて胃の蠕動運動が加速することが確認された。各例の胃蠕動波形時間は一〇例中八例で加速がみられ、その程度は八・四~四四・五%、平均二…続きを読む
気功の基礎研究⑥ (3)肺胞気と呼気の成分 重慶医学院生理教研室 呼吸と肺胞気の成分を測定する実験で、被験者のすべてに、練功後、二酸化炭素の増加と酸素の減少がみられた。 上海市第一医学院生理教研グループ 四例に、鍛錬中、肺胞気の二酸化…続きを読む
気功の基礎研究⑤ 第2節呼吸器系 (1)呼吸数 上海市第一医学院生理教研グループ 二一人に対して呼吸数を調べた結果、鍛錬前は平均一六・五回/分だったのが、六・九回/分に減少し、そのうち五回/分以下となった人が九例あった。 重慶医学院生理…続きを読む
気功の基礎研究④ (3)前庭クロナキシー 上海市高血圧研究所 二七例に対して気功前後の前庭クロナキシーの平均値を測定したところ、5㎜から7㎜に延長した。前庭クロナキシーは前庭中枢が位置的にも機能上からも自律神経中枢と密接な関係があること…続きを読む
気功の基礎研究③ (2)筋肉運動クロナキシー (クロナキシーとは、電流が神経の刺激を起こすために必要な電流の強さを二倍にするに要する最小時間のことである。時値は測定しやすく、皮膚抵抗にも影響されないので臨床検査に利用される) 重慶医学院生…続きを読む
気功の基礎研究② 第1節中枢神経系 (1)脳波 上海市高血圧研究所 五例の患者にトレーニングを行わせたところ、開始後三〇分から終了までの間ずっと、α波の振幅に顕著な増加がみられた。 北京医学院 一八例中一一例にα波およびα波指数の減少…続きを読む
気功の基礎研究① 気功は1995年以降、全国各地で応用されるようになった。その後、五十年代末からいくつかの教育・研究施設や臨床医療機関で、現在の科学機器を使っての実験・観察が開始され、大量の資料が集積されるとともに、気功の理論研究もすす…続きを読む
気功鍛錬と精・気・神⑤ (2)精・気・神と気功鍛錬 気功鍛錬でも、精と気と神はしばしば強調される要素である。「善く養生する者は内を養い、善く養生しない者は外を養う」(『古今医統大全』明・徐春圃)。ここでいう「内を養う」とは、精・気・神を保養す…続きを読む