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言霊百神│禊祓(二)⑪

その八卦の実体である言霊麻邇を以て示された時置師の例を数個を掲げる。 アタカサハヤマラナワ 天津菅麻(あまつすがそ) アタハカサナラヤマワ 天津菅麻(あまつすがそ) アカタマハサナヤラワ 赤珠音図(あかたまおんず) アタ…

言霊百神│禊祓(二)⑩

例えば春(春分)・夏(夏至)・秋(秋分)・冬(冬至)と云い、幼年、少年、青年、中年、老年と云い、或いは「格物、致知、誠心、誠意、修身、斉家、治国、平天下」(『大学』)と云うのが時置師である。『易』はこの時置師の律を「乾兌…

言霊百神│禊祓(二)⑨

次に投げ棄つる御裳に成りませる神の名は、時置師神(ときおかしのかみ) 裳は百であり、コロモである。百は言霊図であり、それは心の上に着るものであるからコロモである。この言霊図の中に時の変化が示されてある。音図のア行とワ行を…

言霊百神│禊祓(二)⑧

次に投げ棄つる御帯(みおび)に成りませる神の名は(、)道之長乳歯神(みちのながちはのかみ) 杖は古来洋の東西に宗教的な咒物として用いられるが、帯は例が少ない。息長帯姫(おきながたらしひめ)などと用いられている。オビの義は…

言霊百神│禊祓(二)⑦

換言すればこの九十七番目に当る神が三貴子を産む伊邪那岐大神であるから、これを祖神と云う。祖(親)神の義である。禊祓の第一階程に於て伊邪那岐大神は先ず自己の魂の依り代である九十七の一切種智の全部の世界の未解決未整理の思想の…

言霊百神│禊祓(二)⑥

来名戸のクナは九十七と云う数である。一切種智の総数の四十八を更に陰と陽に取った二倍の九十六数の全体を一者とした第九十七番と云う意味である。それはまた後述する「古事記百神」の結論である三貴子の三数を全体の百から差引いた九十…

言霊百神│禊祓(二)⑤

衝立船戸神(つきたつふなどのかみ)の衝立は斎き立つであり、船戸の船は葉子国(はねのくに)の浮船神と云われ、伊勢神宮の御船代(みふなしろ)として祭られる五十音言霊図のことであり、或いは仏教の大乗の船でもあり、キリスト教のノ…

言霊百神│禊祓(二)④

アオウエイの最後のイの意義が明らかになる時、キシチニヒミイリの八相識別の根拠が捕(つか)めて、やがて実相三十二子音が明らかになる。この意義を説いたのが『法華経』の「唯物与仏、乃能究尽、諸法実相」と云うことである。斯くて法…

言霊百神│禊祓(二)③

統覚は一旦これを確立すれば、その内容と活用の面が次々と拡大され精密化されて来る。すなわち拄杖子の把持者には更に拄杖子が与えられることとなる。すなわち天之尾羽張の剣である。キリスト教『聖書』に「汝ら聴くことに心せよ…それ有…

言霊百神│禊祓(二)②

御杖とは人間の魂の憑(依)代と云うことの象徴である。本講義は今まで此の魂の依り代についての各部面に関して説いて来た。復習になろうが、「天之御柱、国之御柱」と云う時は「一心の霊台、諸神変通の本基」(『神道五部書』山崎闇斎記…
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