言霊百神│島生み⑫ 津島(嶋)、 また(亦)の名は天之狭手依比売(あめのさでよりひめ) 言霊タトヨツテヤユヱケメの十音、すなわち大事忍男神以下、十神の宝座。津は港の義。頭脳中の真奈(未鳴)が言語の発生軸枢に集まって其処から出て行く道程である…続きを読む
言霊百神│島生み⑪ 次の津島以下の三島は大事忍男神以下三十二神、すなわち岐美二神の交流によって生まれた三十二子音に関してはその神名の条で改めて述べるが、概説すれば、 ㈠天名である先天(アオウエイ・ワヲウヱヰ)が知性(ヒチシキミリイニ)の活ら…続きを読む
言霊百神│島生み⑩ 『易』の河図洛書はいずれも五を中心とする。知性顕現の原律である八父韻はこの第五のイ(ヰ)の内容として発現する。 天比登都柱はイを根底として天頂から地底を貫いて、今此処の法界の「中今」に立っている。これを同じく柱に象徴した…続きを読む
言霊百神│島生み⑨ 伊岐(伎)島(嶋)、 また(亦)の名は天比登都柱(あめのひとつばしら) 言霊イ、ヰの世界、すなわち伊邪那岐神、伊邪那美神の宝座である。伊岐はイのともづれである。イもヰも同じ音であって、比登都柱は一つ柱。アオウエイとワヲウ…続きを読む
言霊百神│島生み⑧ ヒチシキミリイニの音は生命顕現の原律を音に現わし、耳で聴き分ける言語の原律であるが、これを同じ原律である眼で見分ける光線(色彩)のスペクトルの律に合わせてみると意義が一層はっきり了解出来よう。同時に『旧約聖書』でエホバが…続きを読む
言霊百神│島生み⑦ 筑紫国を白日別と謂い、 豊国を豊日別と謂い、 肥国を建日向日豊久士比泥別と謂い、 熊曾国を建日別と謂ふ この咒文はまだ正確には釈けていない。筑紫の白日別はシ、リ。豊の豊日別はチ、イ。肥の建日向日豊久士泥別はヒ、ニ。熊曾の…続きを読む
言霊百神│島生み⑥ 筑紫島(嶋) 言霊ヒチシキミリイニの世界、すなわち宇比地邇神(うひぢにのかみ)、妹須比智邇神(いもすひぢにのかみ)。角杙神(つぬぐひのかみ)、妹活杙神(いもいくぐひのかみ)。意富斗能地神(おほとのぢのかみ)、妹大斗乃弁神…続きを読む
言霊百神│島生み⑤ 隠岐(伎)之三子島(嶋) また(亦)の名は天之忍許呂別(あめのおしころわけ) 言霊オ、エ、ヲ、ヱの世界。すなわち天之常立神、国之常立神、宇麻志阿斯訶備比古遅神(うましあしかびひこぢのかみ)、豊雲野神(とよくもぬのかみ)が…続きを読む
言霊百神│島生み④ 讃岐、粟、土左の意味はまだはっきりしない。以上の国名はすべて他の神名と同じく咒文であって、言霊の意義を指示するために後から組立てられた概念であるのだから、言霊が先に存して島名は後から出来たものである。この名が地理上の国名…続きを読む
言霊百神│島生み③ 伊予国を愛比売(えひめ)と謂ひ 讃岐国を飯依比古(いひよりひこ)と謂ひ 粟国を大宜都比売(おおげつひめ)と謂ひ 土左国を建依別(たけよりわけ)と謂ひ 愛比売はその中に言霊エ(慧)を秘め(比売)ている音であるからオである。…続きを読む