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気の周流│大・小周天.1

大・小周天功法.1 大・小周天功法は、元来古代の統治階級が長生不老と成仙上天の道を求めた結果の産物であった。中国の歴史からみて、「翼化成仙」を追求した経緯は3つの段階を経てきた。 (1)第1段階 神仙・仙薬の探求 春秋戦…

気の周流│大・小周天.0

大・小周天 大・小周天は中国道教の主要な練功方法である。小周天は三関。任脈・督脈に気を通じ、大周天は奇経八脈のすみずみまで気を通じさせるものであると一般に考えられている。この2つの功法は「内丹術」と総称される。その歴史は…

気功の臨床│気功の弁証論治

気功の弁証論治 気功療法は医療措置であって、単純な方術、神仙術の類ではない。だから、臨床応用にあたっては、病症を弁別する必要があるばかりでなく、さらに深く弁証を組み合わせることができれば、その治療効果はより顕著なものとな…

気功に関する問題│配慮.2

配慮すべき問題/ 練功中の注意事項 ①心を落ち着かせる。 ②呼吸は柔和でなければならない。 ③発生した感覚は追求せず、恐れず、とりあわない。 ④唾液が増えても吐き出してはならない。 ⑤姿勢が不適当であれば、身体を少し動か…

気功に関する問題│配慮.1

配慮すべき問題 練功中、時間配分、注意事項など解決すべきいくつかの問題がある。それら問題について説明を加える。 (1)時間配分 ①仕事を持つ者は、毎日1、2回練功を行う。半日だけ仕事をする者、退職者は2、3回とする。全日…

気功に関する問題│偏差.2

(3)外動不己 練功、主に静功を行うとき、身体の揺れ動く現象が現れることがあるが、これを「外動」または「震動」「動象」ともいう。 ①外動の状況 ②外動に対する見方 ③外動不己の矯正 外動不己が始まると練功者は一日中動きを…

気功に関する問題│偏差.1

偏差の問題.1 「練功の偏差」とは、練功の過程に正常から逸脱した現象が現れ、自分でコントロールできなくなり、精神、肉体に苦痛をもたらし、生活、仕事にまで影響するほどにもなる。これは、気功指導者が真面目に対処し、重視しなけ…

気功に関する問題│運気

運気に関する問題 布気とは、外気のことです。『晋書』方技伝「道を学び気を養う者は気に十分な余りがあるので、その気を人に与えることができる。これを布気という。晋の韋虚はこの方法により人の病を治癒できた」。「布」は施す、与え…

気功に関する問題│感覚

感覚反応に関する問題 練功中、練功者の注意力が自己の身体内部、甚だしければ身体のある部位に集中すると、生体は外部との関連が減少するので、それに応じて生体内部の感受性が高まる。しかも練功は覚醒状態でおこなうので、平常とは異…

気功に関する問題│雑念

雑念に関する問題 練功時に考えが集中しにくく、色々な雑念が起こることは、練功初心者の障害となる。初心者も平常は妄念は少ないが、練功のときにひとたび姿勢をとると妄念が次々現れ、心が乱れ落ち着かず自制できない。実際、頭に浮か…
2024年4月
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