気功整体とは

気功とは

気功整体とは

気功は中国の歴史の中で発展してきた心身鍛錬法です。
姿勢の調整、呼吸の鍛錬、意識の集中と運用などの鍛錬をおこなうことで、心身の機能を調整・増強して自然治癒能力を発揮させます。

気功は、中国武術で知られる硬気功(武術気功)と治療などに用いる軟気功に大別されます。

硬気功は武術気功と言われ、中国に古くから伝わる太極拳や中国拳法をはじめ、合気道や空手、剣道なども硬気功の一種です。特に中国拳法は、気功によって心身を鍛え、そして鍛錬を重ねることにより力をつけていくもので、合気道は気功によって相手のエネルギーを受け流し、相手の力を使って相手を倒すものです。

硬気功は「破壊の気功」と言うこともできます。これに対し軟気功は「癒しの気功」といわれるように、心身を健康な状態にするために用いられます。

軟気功は、主に気功師が行うもので、さらに外気功と内気功に分かれます。
外気功は自分以外の人に対して気を放射するもので治療に使います。
内気功は自分に対して気を巡らすものです。
軟気功は病気の予防や治療、健康の維持や回復、精神の安定や寿命を延ばすことを目的にします。

内気功はさらに静功、動功、按功にわかれます。

静功は体を動かさずに行う気功で、意識、呼吸の調整によって、高ぶった気を鎮めたり、気を高めたり、気を養ったりするのに使われます。
動功は、体を動かし、全身の気や血を滞りなく巡らすものです。
按功は、推拿(マッサージ)などにより、気の巡りを高めるもので、他人に対し行うこともあります。

気功整体療法とは

私の気功整体は、中医学に基づき、外気功と推拿により体のアンバランスを調整し癒す療法です。

陰陽説

中医学では、人と宇宙(自然)を統一されたものと考えます。
その統一体の中には陰と陽という二つの概念があり、対立したり、制約したりしながら存在しています。
人が健康な状態でいるとき、人体の陰陽のバランスは保たれています。
しかし陰陽のどちらかが強くなったり(偏盛)逆に弱くなったり(偏衰)すると健康が損なわれます。

五行説 

中国思想の基本となる考え方のもう一つが五行説です。これは万物を5つのグループにわけて、その相互の関係を説明するものです。
 最初は身近なものを5分類しただけであったと考えられます。ところが、その中から共通の概念が抽出されて洗練されると、あらゆる事物をそれに則って5つに分類することができるようになります。大まかに言うと、潤し下るものは「水」、燃え上がるものは「火」、成長し展開するものは「木」、粛正し収斂するものは「金」です。そしてそれらを、その上に引き留めて育んでいるものは「土」に分類されます。
最初に見出された相互関係は、相克(互いに剋す、制御する)関係です。
 中国の鄒衍(すうえん)という学者が「終始五徳の運」という説で、王朝の交替の法則について、この関係を使って説明しています。「木は土を貫いて成長し、土は堤となって水を防ぎ、水は火を消し、火は金を溶かし、金は木を切り倒すように、王朝は木徳の夏→金徳の殷→火徳の周と推移したのだから、次の王朝は水徳を備えているはずである」。
 また、5項には相生(互いに助けとなる、生み出す)という関係があります。それは「気が燃えて火を生み、燃えたカスは土を生み、土の中から金を生み出し、金の器を夜間ほうり出しておけば水が溜り、水は木を成長させる」というものです。この哲学を人の体に当てはめ治療するのが黄帝内径の理論です。


 この陰陽五行説に基づき体のバランスを改善させていきます。

 気功は人によって感じ方の違いがございます。電気の走るようだ、熱い、ポカポカ温かい、何も感じない人とさまざまです。
何も感じなくても効果に変わりはございませんのでご安心ください。また一回目で何も感じなくても二回・三回と続けていくうちに感じるようになるお客様もおられます。