気功

中国秘伝ひとりあんま気功⑳

日常的な時間への回帰・収功  あんま気功法を終了する際に、かかる一連の動作をして、気功をおさめることを「収功」といいます。  これはスポーツをした後にはかならずクールダウン(整理運動)をする必要があるように、収功はあんま…

中国秘伝ひとりあんま気功⑲

 指先を垂直に立ててツボを押すと、その先端はかなり細い点に近づきます(ですから、鍼麻酔のかわりに指先で麻酔をかけることもできるのです)。ところが、指面はわずかな面積だとはいっても、指先に比べれば、その数倍の面積でツボに接…

中国秘伝ひとりあんま気功⑱

ゆったりしたリズムで腹式呼吸を  人間はふだんとくに意識もせずに、呼吸をつづけています。この無意識の呼吸が、息を吸うときに腹がふくらむ腹式呼吸の人もいれば、息を吸うときに胸がふくらむ胸式呼吸の人もいます。  調息における…

中国秘伝ひとりあんま気功⑰

 丹田を意守するのは、丹田は本来気が集まるところなので、ここに気を集めて体内の気の流れを調節する目的があります。また、手を意守するのは、ツボを刺激する前に手に気を集めて、手から気が出やすいようにスタンバイするのです。  …

中国秘伝ひとりあんま気功⑯

よいイメージを思い浮かべ、雑念をはらう  調心は自分の意識をコントロールして、雑念をはらい、精神を統一し、究極的には無の境地にいたることです。しかし、仏教僧や武術の達人でない限り、いきなり無の境地になれと言われても、なれ…

中国秘伝ひとりあんま気功⑮

いちばんくつろげる姿勢を選ぶ  あんま気功法の姿勢は、立式(立つ姿勢)、座式(すわった姿勢)、臥式(寝た姿勢)歩行式の四種類があります。座式は、椅子にすわった姿勢とあぐらをかいた姿勢に大別され、臥式はあお向け、うつ伏せ、…

中国秘伝ひとりあんま気功⑭

補足し合う三種類の調節  ここまで心身の調節とひっくるめたいい方をしてきましたが、正確にいうと、あんま気功法には三種類の調節があります。調身、調心、調息です。  この三つの調節のうち、調身は姿勢の調節のことです。すなわち…

中国秘伝ひとりあんま気功⑬

安らぎを準備する心身の調整  スポーツをする前にかならず準備運動(ウォーミングアップ)をしなければならないように、あんま気功法もその準備段階で心身の調節を行う必要があります。けれども、スポーツにおける準備運動とあんま気功…

中国秘伝ひとりあんま気功⑫

 結局、①であらわすか、②であらわすかという選択になるのですが、この本では、すべて指の幅で測ります。指の長さの方が誤差が少ないからです。  人の体格は、人によってかなり差があります。体格によって変化する指の横幅の計測のほ…

中国秘伝ひとりあんま気功⑪

指幅ではかり、めざすツボに接近する  はじめてひとりあんまに挑戦するとき、いちばんやっかいなことは、ツボの位置を正確に突きとめることです。経絡は目に見える線路ではなく、ツボも駅のように建物が建っているわけではないからです…
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