言霊

言霊百神│子音の創生⑪

一念が発現するためには全宇宙法界の活動を必要とする。諸法の実相はそれ自体で孤立して生成存在するものではなく、全宇宙の活動と云う根拠と機構と背景の上で初めて現前するものである。すなわち人間の一音一声が発せられるためには精神…

言霊百神│子音の創生⑩

一音が発せられるため、一音が聞かれるためには自覚と無自覚、意識と無意識に拘わらず精神と肉体の全器官と全機能が総動員されて活動する。この事は由々しい「一大事」である。刹那の間に循環するこの一連の過程をすなわち仏教では「一念…

言霊百神│子音の創生⑨

大事忍男神より大宜都比売神までの三十二神の系列は先天(あな)である母音半母音が交流する道として父母音が交流する道として父母音の結びによって未鳴(まな)の状態の真名が頭脳中に発生し、それが身体の諸器官、諸機能を動員して、口…

言霊百神│子音の創生⑧

と云っても然し世界には既に時が来ているのであるから、『古事記』の開顕は此処までで終わってよいわけではなく、これで全部であるわけではない。プロメテウスを拘束する咒縛の鎖を悉く釈き放さなければならない時である。そこで此の三十…

言霊百神│子音の創生⑦

だが父韻、母音のことはそれでよいとしても、天津日嗣の秘密であり、人間精神の後天的原素である子音に関して或いは永久に文字文章を以て顕わに開示教伝すべきものではない事であるかも知れぬ。『法華経』にも「唯だ仏とのみ、乃ち能く諸…

言霊百神│子音の創生⑥

今まで本講で説いて来た先手の内容である天津神諸の命、すなわち父母音に関しては、これは必ずしも仏陀自身の説法に拠らずとも、辟支仏或いは菩薩位の境涯者の仕事として可能の事であって、従来『易』や印度哲学や仏教教理として、或いは…

言霊百神│子音の創生⑤

神道の上から云うならば言霊は本来布斗麻邇の創始者、把持者である天津日嗣の皇祖皇宗の心霊がみずから説くべき事であり、啓示によるその許可と指導の下にこれと一枚となり、一体となった時初めて今日の我々の言葉となり文字となるべきも…

言霊百神│子音の創生④

ところで扨て筆者は大事忍男神以下の三十二子音の意義を開示しようと意気込みながら、この一か月の間毎日筆を持って原稿用紙を前に置いたまま一字も記すことなく過ごしてしまった。此処までの所はどうやら滞りなく筆が進んで来たのだが、…

言霊百神│子音の創生③

子音の創成は人間の一思一感の自覚と表現の道程である。一思一感を仏教の言葉で「一念」と云う。一念は直ちに行動としての一挙手一投足を促すところのものである。一念はあたかもピアノの鍵盤の一つ一つの如きものであって、その一つ一つ…

言霊百神│子音の創生②

すなわち此処で子音の創成として説かれてあることは生まれ出る三十二子音の実相の様態と共に、それ等が如何にして生まれて来るかと云う創成の順序過程の解明である。『古事記』はこの二つの事柄を一つの記述を以て同時に説いている。言霊…
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