2020年06月

西野皓三│成功するカギ①

人生で成功するカギとは?① 誤解を恐れずに言えば、本能を強くすることが人生で成功するカギなのです。 人の脳もまた、「本能をいかに最大限に実現するか」というために生まれた器官です。言い換えれば、人間という高等動物が、本能を…

西野皓三│すべて生命現象②

文化も文明も、すべて生命現象② スペース・シャトルを打ち上げることも、生命現象です。 宇宙開発の動機はいくつかあります。地球の外から外敵が襲ってくることはないかを確かめること、地球に何らかの事情によって住めない状態になっ…

西野皓三│すべて生命現象①

文化も文明も、すべて生命現象① 生命現象というと、通常、呼吸をすること、食べること、消化すること、排泄すること、身を守ること、生殖活動を行うこと、子供を育てることなど、いわゆる生物学的な側面を考えがちですが、言語を操り、…

西野皓三│本能とは低次元か②

本能とは低次元のものなのか② 人間の歴史や文化を眺めてみれば「性への関心は、情欲そもものだから下等だ」などと単純には言えないことがよく分かります。 フロイトを持ち出すまでもなく、ほとんど芸術家や文化は、直接・間接を問わず…

西野皓三│本能とは低次元か①

本能とは低次元のものなのか① 嗅覚のように根源的で重要な感覚を、人はよく原始的で低次元なものと誤解しがちになります。その典型が「本能」だと言えましょう。 本能の強いものが、生物の進化の歴史では逆境にも屈せず、逞しく生き延…

西野皓三│暗黙知②

暗黙知② 偉大な発見に導かれるような問題が見える(立てられる)ということは、単に隠れているものが見えるということだけではなく、他の人が夢想だにしなかったものが見えるということなのです。ボランニーhs「これは隠されてはいる…

西野皓三│暗黙知①

暗黙知① ボランニーの著書『暗黙知の次元』の副題は“言語から非言語へ”となっています。 つまり、ボランニーの“暗黙知”とは言語では語ることのできない“知”ということになります。つまり、直観(ボランニーは内感intimat…

西野皓三│客観性という神話

客観性という神話 科学および哲学というオーソドックスな知の領域にあって、早くから身体の重要性に注目していた人にマイケル・ボランニーがいます。 ハンガリー生まれの医学者ボランニーは、イギリスに渡り、マンチェスター大学で55…

西野皓三│頭脳知は他人任せ②

頭脳知に頼ることは、他人任せに生きること② 身体知を身につけて、一匹オオカミになることなく自己を確立することは大切です。 科学が発達して、便利な社会に住んでいるともりでも、他人任せの社会には思わぬ落とし穴が待ち受けていま…

西野皓三│頭脳知は他人任せ①

頭脳知に頼ることは、他人任せに生きること① 今、人間の知の歴史は、新しい方向に向かって歩み出そうとしていると言えるでしょう。「新しい知」とは生命の知であり、人間と自然を融合させる知でもあります。外からの情報をインプットし…
2020年6月
« 5月   7月 »
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930