2021年10月

言霊百神│禊祓(二)⑮

次に投げ棄つる御衣に成りませる神の名は(、)和豆良比能宇斯能神(わづらひのうしのかみ) 衣をケシともソとも訓(よ)む。御裳と同じく音図のことである。和豆良比能宇斯とは煩わしい、曖昧な言葉や思想の中に一切種智である言霊の原…

言霊百神│禊祓(二)⑭

以上のうち時間の処理法である時置師が説かれてある以上、『古事記』には直接述べられていないが、この他に処置師(ところおかし)がなければならぬ。処置師は空間に於ける場所の決定であり、位置師(くらいおかし)はアオウエイを段階と…

言霊百神│禊祓(二)⑬

宇宙は時間と空間と次元の三つの組合わせによって実相すなわち事実、現象を現出する。この三つを時処位と云う。実相は時処位の三つを具有する。逆にすべての現象、事実は時処位の三つによって制約され限局されている宇宙の部分の顕現であ…

言霊百神│禊祓(二)⑫

「大祓祝詞」に「天津金木を 本末打切て、千座(ちくら)の置座に置足はし 天津清(菅)麻を 本末苅断八津針に取り辟て 天津祝詞の太祝詞事を以て宣る」と教えられてある。天津金木は須佐之男命の思想をあらわにした曼荼羅であって、…

言霊百神│禊祓(二)⑪

その八卦の実体である言霊麻邇を以て示された時置師の例を数個を掲げる。 アタカサハヤマラナワ 天津菅麻(あまつすがそ) アタハカサナラヤマワ 天津菅麻(あまつすがそ) アカタマハサナヤラワ 赤珠音図(あかたまおんず) アタ…

言霊百神│禊祓(二)⑩

例えば春(春分)・夏(夏至)・秋(秋分)・冬(冬至)と云い、幼年、少年、青年、中年、老年と云い、或いは「格物、致知、誠心、誠意、修身、斉家、治国、平天下」(『大学』)と云うのが時置師である。『易』はこの時置師の律を「乾兌…

言霊百神│禊祓(二)⑨

次に投げ棄つる御裳に成りませる神の名は、時置師神(ときおかしのかみ) 裳は百であり、コロモである。百は言霊図であり、それは心の上に着るものであるからコロモである。この言霊図の中に時の変化が示されてある。音図のア行とワ行を…

言霊百神│禊祓(二)⑧

次に投げ棄つる御帯(みおび)に成りませる神の名は(、)道之長乳歯神(みちのながちはのかみ) 杖は古来洋の東西に宗教的な咒物として用いられるが、帯は例が少ない。息長帯姫(おきながたらしひめ)などと用いられている。オビの義は…

言霊百神│禊祓(二)⑦

換言すればこの九十七番目に当る神が三貴子を産む伊邪那岐大神であるから、これを祖神と云う。祖(親)神の義である。禊祓の第一階程に於て伊邪那岐大神は先ず自己の魂の依り代である九十七の一切種智の全部の世界の未解決未整理の思想の…

言霊百神│禊祓(二)⑥

来名戸のクナは九十七と云う数である。一切種智の総数の四十八を更に陰と陽に取った二倍の九十六数の全体を一者とした第九十七番と云う意味である。それはまた後述する「古事記百神」の結論である三貴子の三数を全体の百から差引いた九十…