言霊百神│禊祓(二)⑨

次に投げ棄つる御裳に成りませる神の名は、時置師神(ときおかしのかみ)
裳は百であり、コロモである。百は言霊図であり、それは心の上に着るものであるからコロモである。この言霊図の中に時の変化が示されてある。音図のア行とワ行を除いた中間の八行(ヒチシキミリイニ)は実相の変化の律であり、すなわち時の変化である。実相の変化が時の内容であって、変化の相が現れなければ時は存在しない。先天的、自然的な事物にも、また人為的、文明的な事物にもすべて事物には夫々特有の変化の律があり、またなければならぬ。その律を時置師(ときおかし)と云う。

2024年4月
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