次に投げ棄つる御帯(みおび)に成りませる神の名は(、)道之長乳歯神(みちのながちはのかみ)
杖は古来洋の東西に宗教的な咒物として用いられるが、帯は例が少ない。息長帯姫(おきながたらしひめ)などと用いられている。オビの義は緒霊であるから哲学語の連続性と云うことである。連続性は事物を整理する上の重要な法理の一つである。道之長乳歯と云うことも帯と云うことと同じ意味の咒文であって、言葉が長く連絡し連続して行くと云うことである。衝立船戸神は整理の方法の全貌を掲げた総括的、総論的なものであって、道之長乳歯神以下の諸神は、その船戸神の内容であり、その活用方法であると解すべきである。連続性とは例えば「水素、ヘリウム、ベリリウム、リチウム、硼素、炭素、窒素、酸素」の如く、或いは「紅、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫」の如き云う。斯うした種々の事物の連続性を麻邇の相に於て把握し、これを用いて世界を批判整理して行く方法が道之長乳歯神である。
言霊百神│禊祓(二)⑧
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