2018年11月

中国気功史_魏晋南北朝時代

 魏王・曹操は多くの方術士を集めた。その中には甘始、王真、皇甫隆といった練功の実践者たちも含まれていた。子の曹丕(そうひ)(文帝)の『典論』に、「甘陵の甘始はよく行気を行い、老いても若々しい。…甘始が来てから、人々はみな…

中国気功史_両漢時代

 古代の気功は、漢代に入ってさらに発展する。1973年末に発掘された長沙の馬王堆3号墓の副葬品の中に、一枚の帛画(はくが)と一篇の古佚書(こいつしょ)があった。帛画には各種の運動の姿勢が書かれており、現在『導引図』と名付…

中国気功史_先秦時代

 春秋戦国時代は、社会的な生産力の増大に伴って社会経済が急激な変化を遂げた時期である。文化面における影響も大きく、様々な思想が出現し、諸子百家による学術論争が繰り広げられた。その中で気功も相当の発展を遂げて、各方面から重…

中国気功史_気功の起源と名称

 古代において気功が認識されてくる過程は、次のようであっただろうと考えられる。身体が疲れてだるいときに伸びをして深呼吸し、目を閉じてしばらく安静にしていると、気分が軽く感じられるようになる。また腰背部が重だるくて痛みがあ…

中国気功学_気功の特徴

気功の特徴 (1)気功は、内因に主眼をおいた整体法である。  気功はある疾病に対して特異的に行う治療法ではなく、人体の全体的な機能を改善し、内因に主眼をおくことを特徴とする整体療法である。正気の衰弱は疾病発生の基本的原因…

中国気功学_気功の概念

第一説 気功の概念  第一説 気功の概念  気功は中国古代の人々が生活や労働の中で、疾病や老衰と闘いながらしだいに認識し創造するの至った一種の自己心身鍛錬の方法および理論であると思われる。それは姿勢調整、呼吸鍛錬、心身の…

日本語と文字_神代文字

いままで言葉のことばかりお話し、文字のことはなおざりにしてきました。しかし現代の言語学者が言うように「古代には文字は存在しなかった」というのではありません。立派な文字が存在しました。古事記の神代巻では言葉のことを大山津見…

五十音言霊_濁音と半濁音

 人間の心は全体で言霊五十音であるというと、それでは濁音二十と半濁音五はどう理解すればよいかと質問されることがあります。簡単な説明を追加しておきましょう。  五十音言霊そのものとその法則のことを神道で布斗麻邇といいます。…

古事記と日本書紀

 これまで言霊の原理、運用法、その習得の方法等について極めて簡単に説明してきました。心の内容に省みてその内容を探ることに馴れない現代人にとって私の説明は詳細を盡したとは言い得ません。説明不足の点の捕捉は他の機会に譲ること…

言霊原理による創造について②

言霊原理に基いて人類数千年の歴史の概略を書いてみましょう。  一、数千年ないし一万年近い昔、たぶんヒマラヤ付近の標高の高い地方において、賢者のグループの永年の研究の結果人間精神の究極構造が解明され、その要素が言霊五十音と…