2020年08月

古歩道│崩壊したイギリス①

「ゆりかごから墓場まで」が崩壊したイギリス① アメリカ医療の腐敗と堕落は、特殊なケース、アメリカ社会の独自性によって悪い方向へと歪められてきた。確かにそういう側面はあろう。 事実、日本のメディアも無保険者を大量に生み出し…

古歩道│良心的医薬品会社②

「良心的な医薬品メーカー」が存在できない仕組み② どこかで聞いた話だろう。例のヴァンパイア効果である。良心的なメーカーは悪辣なメーカーへと鞍替えするしか、生き残るすべがないのだ。 悪貨は良貨を駆逐する。良い物は、どんどん…

古歩道│良心的医薬品会社①

「良心的な医薬品メーカー」が存在できない仕組み① アメリカの医薬品業界は、巧妙かつ悪辣な陰謀を駆使して4600人もの無保険者を生み出し、その膨大な「実験用人間」で世界の医薬品を牛耳ってきた。 もっと恐ろしい話を紹介しよう…

古歩道│無保険者の人体実験②

なぜ4600万人もの無保険者がいたのか?② この強みを活かすべくアメリカ政府は、アメリカで認可を受けた医薬品を世界中で認可しろ、と圧力をかけている。これに呼応してアメリカの医薬品業界が提唱しているのが「EBM](エビデン…

古歩道│無保険者の人体実験①

なぜ4600万人もの無保険者がいたのか?① フェイズ2が終了すればFDA(食品医薬品局)の認可がおりる。 ここで読者に、ぜひ、知っておいてほしいのは「薬効」が認められて認可されたわけではないということだ。ぶっちゃけ、薬効…

古歩道│黒幕は医薬品業界④

しかし、現実は残酷だ。フェイズ1、フェイズ2の臨床実験は「治療」が目的ではない。単に「薬の使い方」のマニュアルを作っているだけなのだ。 人間に使って効果があるかどうかは建前にすぎない。フェイズ1の実験目的は薬量の適正値を…

古歩道│黒幕は医薬品業界③

アメリカでは救急車で運ばれてきた患者は必ず治療するという法律があって、ドラマでお馴染みの「ER」(エマージェンシー・レスキュー/救急外来)では治療を受けられる。しかし、「応急的な処置」が終われば治療途中だろうが病院から追…

古歩道│黒幕は医薬品業界②

 21世紀現在、アメリカ産業界で、国際競争力を持つ工業製品は何か、と問えば、軍需やIT関連をイメージする人が多いだろう。しかし世界を圧倒している意味でいうならば、医薬品が断トツなのである。  そのシンボルが世界最大の製薬…

古歩道│黒幕は医薬品業界①

いったん、話を整理しよう。 アメリカの医療システムは1950年代ぐらいまでは、きちんと「人を救う」ことが前提に制度設計されていた。国民皆保険制度こそなかったが、企業や各種団体の健康保険制度は充実しており、好景気に湧いてい…

古歩道│死の商人大手病院②

「死の商人」となった2つの大手病院チェーン② HCAもテネットに負けてはいなかった。ピーク時の2005年には売上2兆2000億円と、テネットを凌ぐ巨大チェーンとなったHCAの問題は、設立した当初、評判も悪くなく、むしろ、…