言霊

言霊百神│三貴子の誕生⑧

「神代のこと幽微、理に非ざれば通せず。」(『日本書紀』「跋文」清原国賢)であって、神道とは布斗麻邇の道理であることを知らず学ばずして神道を説いても悉く画餅に終わる。それが由って来る所の方程式の運算である百神の操作を経ずし…

言霊百神│三貴子の誕生⑦

神道の眼目でありその開眼である天照大御神、月読命、須佐之男命と云う三柱の神とは人間自体であるそれぞれの思想内容と体系展相を具備した形而上の麻邇の原理であって、単に日本人の祖先とされる理念的、神話的、歴史的存在でもなければ…

言霊百神│三貴子の誕生⑥

斯くしていよいよ岐美二神の創造すなわち修理固成の最後の結論に到達した。オウエの三つの知性を代表する三貴子の思想の体系が樹立された。初め『古事記』はウ(天之御中主神)・ア(高御産巣日神)・ワ(神産巣日神)の三音(三言霊)か…

言霊百神│三貴子の誕生⑤

かれ(此の時、)伊邪那岐命、大く歓(歓喜)ばして詔りたまはく、 吾は子生(みこう)み生みて、生みの終(はて)に、三柱の貴子(三貴子)得たりと詔りたまひて、 やがて(即ち)そ(其)の御頸珠の玉の緒(玉緒)もゆらに(、)取り…

言霊百神│三貴子の誕生④

人間はこの左右の眼すなわち二つの光明、すなわち智慧と知識、カントの謂う二種類の理性に照らされて文明を建設指導し、そして鼻(端成)に当る先端の知性である感覚を駆使してその文明を運営し、且つ一方自然物を創り変え組立直して文明…

言霊百神│三貴子の誕生③

左の眼は日像の鏡である。霊すなわち言霊の鏡である。左の霊足であって、「言霊布斗麻邇」が成就完成した知慧であり叡智である。これを総持(摩尼鉢拏摩)と云い、スメラミコトと云う。統る言葉(みこと)すなわち言霊の統一体の義である…

言霊百神│三貴子の誕生②

眼鼻と云うのは音図を人の顔に見立てた母音の位置である。エ言霊(理性)を所依根拠としてこれによって一切種智、五十音麻邇を処理運営して行く宇宙生命観の曼荼羅が天照大御神の心であり姿である。これを「天津太祝詞音図」と云い、八咫…

言霊百神│三貴子の誕生①

ここ(是)に左の御目を洗ひたまふ(ひし)時に(、) 成りませる神の名は、天照大御神。 次に右の御目を洗ひたまふ(ひし)時に(、) 成りませる神の名は、月読命。 次に御鼻を洗ひたまふ(ひし)時に(、) 成りませる神の名は、…

言霊百神│禊祓(三)㉖

そ(其)の底筒之男命、中筒之男命、上筒之男命は(、三柱の神は、) 墨江の三前の大神なり(也) 墨江のスミは総見であり、スミラミコトのスミでもある。総見は仏教の総持(マニハンドマ)であり、阿耨多羅三藐三菩提であり、すなわち…

言霊百神│禊祓(三)㉕

またその大和言葉の言葉通りに社会を経営して行けば、そのままに世界は平和偕調を得て永遠に代わることがない。言葉そのものが生命の原理であるからである。発達の極に達せんとしている現代の科学文明もまたこの言葉即道の原理によって改…
2022年8月
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