中国秘伝ひとりあんま気功⋆⑦

食欲がない⑵
②次に、片脚のふくらはぎに両手の親指をあて、ゆっくり上から下へもみほぐします(もんでいる個所にかるく意識を集中してください)。ふくらはぎの筋肉はかたくなっている場合が多いのですが、もんでいるうちにすこしずつやわらかくなってくるはずです。
③足をひらいて、左右の足を二〇~三〇センチくらい離して、足の裏を上に向けてください。
 右手の親指を右足の裏にあて、左手の親指を左足の裏にあてます。親指以外は、それぞれ左右の足の甲にあてがいます。こうして、カカトから足の指の付け根の丘のように肉の盛り上がったところまで、足の裏の中心線を左右同時にもんでいきます(足の甲にあてた他の指も同時に動かしてもみ、親指の動きを補助します)。刺激している個所に、意識を集中しましょう。
④胃腸の働きをよくする効果のある、足三里というツボを刺激します。膝を曲げたとき、膝の皿の外側にできるくぼみを外膝眼から指の横幅で四本分ほど下にあります。
 床に腰を下ろしたまま、①のように膝を曲げて、両脚をそろえて前に出します。右手を握って拳をつくり、まず右脚の足三里を右手の拳で叩きます。力を入れて強く叩くのではなく、軽くリズミカルに叩いて行きましょう。
 次に、左手を握って拳をつくり、左脚の足三里を左手の拳で叩きます。やはり軽くリズミカルに叩いてください。
 右脚の足三里も、左脚の足三里も、三六回ずつ叩きます。
 以上①~④を毎日、入浴後などのくつろげる時間帯に行いましょう(毎日二回行えば、さらに効果的です)。

2024年7月
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