中国秘伝ひとりあんま気功⋆⑥

食欲がない⑴
 たとえ一時的な現象であっても、食欲がなく、あまり食べずに出かけたのでは、仕事をする元気も出てきません。しかも食欲不振が長期的につづくと、健康に赤信号がともって、しまいには仕事どころの騒ぎではなくなります。
 中国では食欲がないときや胃腸の調子が悪いときには、まず脚を刺激します。もちろん、奇をてらって、そうするのではありません。
 中国医学の考え方では、飲食物の栄養素は胃と脾の働きによって消化、吸収され、全身に運ばれていきます。その胃と脾の働きが衰えると、食欲不振やさまざまな胃腸の病気が引き起こされることになるのです。
 ところで、脚には胃とつながる胃経という経絡(気の流れるコース)、脾とつながる脾経という経絡が通じています。ですから、脚を刺激すると、胃経と脾経の気の流れがよくなり、その結果、胃と脾の機能が活発になり、いろいろな胃腸の症状を改善することが可能になるのです。
①まず楽な姿勢で床に腰を下ろし、膝を曲げ、両脚をそろえて前にだします。次に、両手のひらをこすり合わせます。手が温かくなったら、右手を右膝の下に、左手を左膝の下におき、膝下から足首のところまで脛をなで下ろします(なでているところに、意識を集中しましょう)。親指を脛の内側にあて、残る四本の指を脛の外側にあててなで下ろします。
 こうすると、脛の内側をとおる脾経とやや外側をとおる胃経を同時に刺激することができます。

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