伊邪那美命の神業とエホバの神業とは同一の意義を有する同一の事実の別個の記録であり、美神とエホバとは同一の性格を持った黄泉国の神である。伊邪那美命の子、須佐之男命の応佐がエホバであると云うわけである。そのエホバの性格は『聖書』の歴史の上で三度顕著な変化をしている。第一はエデンの園を創始経営していた時代に於ける愛と叡智なる神である。この時代の神の名をエロヒムと呼ぶ。エロヒムは所謂エホバではない。
第二はエデンの閉鎖の後、およそ右のバベルの混乱の時を境として悪魔(サタン、ルシファー、メフィストフェレス)の仮面を被った破壊者としての神である。第三はイエス・キリストによって復古され、その存在が証明され、「黙示録」によってその再現が予告されているところの元の愛と叡智なる神エロヒムである。斯うした神性、神格の変化を見る時、そのまま伊邪那美神の性格と活動の様相を理解し把握するよすがとなる。
言霊百神│絶妻の誓⑯
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