止観法│法門②

(2)止法と観法
止とは停止であり、練功を始めるに際して、散乱する想念を調えて克服することである。止が首尾よく行えないときには、観法を運用する。観とは閉目して返観するをいい、分析推理の方法で想念を克服するのである。
修止観の名称

<坐禅の中の修止観>
A初心の粗乱を対治する修止観
①止を修す…繫縁守境の止、制心の止、体真の止
②観を修す…
・対治の観…不浄観、慈心観、界分別観、数息観
・正観
B心の沈浮の病を対治する修止観
C便宣に随う修止観
D定中の細心を対治する修止観
E定慧を均斉にする修止観
<縁に歴り境に対する修止観>

A縁に歴る修止観
B6根門中の修止観(境に対する修止観)
応用可能な止観法のいくつか
<修止法>
①繋縁守境の止法
②制心の止法
③体真の止法
<修観法>
①空観法
②仮観法
③中観法

 

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