大倭豊秋津島(嶋)、
また(亦)の名は天御虚空豊秋津根別(あまのみそらとよあきつねわけ)
言霊フモハヌラサロレノネカマナコの十四音、すなわち志那都比古神より大宜都比売神までの十四神の宝座。空中を飛翔した言葉が耳からはいって頭脳に入り、再び元の真奈に還元する過程である。此処までの所で天之御中主神(ウ)以下の五十音言霊の全部が言語(神名・仮名)として出揃ったことになる。この出揃った姿を大宜都比売と云う。大いによろしき都であり、ミヤコは五十音言霊図である神の宮の子、すなわち言語のことである。そしてそれは山十(大倭)であるアカサタナハマヤラワの十音の山波、起伏である。別名の豊秋津根別の豊は十四で、アオウエイ、ワ、ヒチシキミリイニの十四の先名であって、此の空相(虚空)である先天が実相を顕わして明らか(秋津、開津)になった音(根)の区分であるから秋津根別と云う。
言霊百神│島生み⑬
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