建御雷之男神、
また(亦)の名は建布都神(たけふつのかみ)
また(亦)の名は豊布都神(とよふつのかみ)
建は田毛である。天照大御神の御営田(神田)である言霊図を田と云い、その田に生じた毛である言霊をタケと云う。雷は五十神土であって五十音言霊を植土に書いたもの、前述の迦具土はその未整理の原始的な形である。雷(神鳴り)は自然現象であるが、それと同じく人間が発する音声もまた神鳴りの一種であって、これには五十音の要素と変化がある。その五十音の静態(甕速日)、動態(樋速日)の両方から総合的に組織して行くことによって、ここに生命最高の調和の姿を顕わす理想の組立てが出来上がったのである。すなわち剣の活動によって宇宙の道の全内容を五十音麻邇として現わす方法が完成して、人類文明の理想の典範である建御雷と云う立派な言霊図(曼荼羅)の意義が明らかにされたことで、その図は五十音を陰陽に取った百音図である。
言霊百神│境涯と言語⑦
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