「初め世界は唯だ一つの言葉なりき(全地は一の言葉 一の音のみなりき)(『旧約聖書』「創世記」第十一章)とある如く、最初世界には神の言葉麻邇によって構成された言葉のみが行われていたが、エデンが閉鎖されて以後、特に神人ノアが元のエデンの制に倣って方舟(言霊図)を作り、その子孫がこれを軌範として国家を建設しようとした時、神エホバはその言葉を乱し、その民の意図を挫折し、民族を地に逸散せしめた。
「視よ、民は一つにして皆一つの言葉を用ふ。今既に此を為し始めたり、然さば凡べてその為さんと図ることは禁め得られざるべし、去来我等降り彼処(かしこ)にて彼等の言葉をみだし、互いに言葉を通ずることを得ざらしめんと。エホバついに彼等を彼処より全地の表に散らしたまひければ、彼等邑(まち)を建てることを罷めたり、是故にその名をバベル(淆乱)と呼ばれる」(『旧約聖書』「創世記」第十一章)と『聖書』は伝えている。
言霊百神│絶妻の誓⑭
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