私の言霊体験⑥

私利私欲の無い人間とは、共同体に埋没した人間と言うことです。良い面もあるし悪い面もある。たえず全体の事を考え個人の事は一切考えない、いわば個性のない人間である。私は言葉の中にしか存在しないのではないであろうか。人は究極的に突き詰めて考える事ができないのであろう。我と云う意識と我以外の意識、ものに名前を付けた意識といえばいいのか。共同体の共通意識といえばいいのか五〇音言霊の立場から解明していく必要がありそうであるが私の任ではないのでこれ以上言わない。
私利私欲も突き詰めて考えると悪の根源のようであるが必要な部分もある事を言いたかった。共同体で先を考え対策を考えても、多くの人がその意義を理解できず取り上げられなければ考えた人間は異常者扱いされてきた歴史もある。ある意味今もそんな状況である。共通意識を絶対と考えれば外れた人間は異端者、でも共存共栄できる社会を望む。言葉に変換されないものは現実に存在する事はできないからである。

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