私の言霊体験㉚

 手塚治虫の「火の鳥」を見た。火とはエネルギーである。火と水で神となり文字となる。文字は人に読まれてエネルギーとなるのであるから読まれなければエネルギーとはならない。われわれにはまだ読まれない文字があるのではないか、解読できない文字があるのではないか。こんなところに文字がというものがあるのではないかと将来発見される文字に思いを馳せている。
 火の鳥は火というエネルギーに着目した事は良いが、文字にまで至らない事に限界があり、当時の社会状況の限界を感じてしまう。言葉、文字に精神の発展要素があり、脳自体も発展してしてきたものと考える。もちろん人全体のバランスの大切さは言うまでもない。脳が発達するには五感の働きも当然大切でありその上に言語活動が成り立っていると考る。
 人が神になれるのは言葉と云う鏡を持つことにより実現しているのです。言葉に置き換えることにより少しでも発展向上する心の存在を神としているのです。またエネルギー自体は生物、無生物を含め、波動を発生させることのできるものすべてを含めます。もちろんこれまでの分類を無視するわけではありません。波動に於ける分類は私たちの課題だと思います。

2024年4月
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