中国秘伝ひとりあんま気功㉒

頭痛がひどい⑴
 目、耳、脳の病気が原因となる頭痛は、専門医にかかることが必要ですが、検査をしても脳などに異常がなく、疲労や睡眠不足、ストレスが原因だと思われる慢性の頭痛は、自分でツボを刺激するだけで症状を改善することができます。
A=①まず楽な姿勢で椅子にすわり、肩の力を抜いて、全身をリラックスさせます。かるく目を閉じ、ゆっくり腹式呼吸をしながら両手のひらを擦り合わせます。
②手のひらが温かくなったら、両手の中指の先で、首の後ろ、髪の生え際にある後頭部の風池というツボを押します。ポイントは、ただ真っすぐに押しのではなく、右手は左目の方向、左手は右目の方向に向けて、徐々に力を加えて押すことで、徐々に力を加えて押すことです。やがてツボの周辺に、だるい、温かいなど「酸脹感」と呼ばれる、ツボを刺激したときに特有の感覚が生じるはずです。酸脹感を感じたら、さらに三十秒間ほど押しつづけてください。
③頬杖をつくように、両肘を机の上につきましょう。左右の手の(親指を除く)四本の指でかるく拳をつくり、親指だけフリーの状態にします。親指の先を、眉毛の内側の端にある、頭痛を軽減する効果のある攢竹というツボにあて、すこしずつ力を入れ押していきます。目の周囲に、酸脹感が生じたら、その後さらに三十秒間くらい押しつづけます。

2024年5月
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