中国秘伝ひとりあんま気功㉘

花粉症に効く
花粉症にになると、目がかゆくなったり、鼻や喉の粘膜がむずがゆくなって、くしゃみ、鼻水がとまらない、鼻がつまるなどの症状がでます。
①楽な姿勢で椅子に腰掛けて、肩の力を抜いて全身をリラックスさせます。目を軽く閉じ、腹式呼吸をくりかえしながら、両手のひらをこすり合わせます。
②左右の眉毛の真中に、印堂と呼ばれるツボがあります。印堂は鼻炎の特効ツボで、指がツボを正確に押さえると、即座に鼻にひびきます。
この印堂を最初はかるく押し、すこしずつ力を加えて押していきます。そのうち、ツボの周囲に酸脹感(だるい、熱いなどの感覚)が表れます。この酸脹感が現れた後、三〇秒間ツボを押し続けます。
③小鼻の両脇に、迎香というツボがあります。このツボも鼻炎の特効ツボです。鼻カゼや鼻炎でにおいや香りを嗅げなくとも、このツボを刺激すると鼻の調子がよくなり、香りを感じることができるようになるというので、名前がつけられたほどですから、よく効きます。迎香を②と同じようにしてください。
④前項で紹介した、鼻の両脇をこするあんま気功法を行います。
⑤耳の穴の横にある耳珠という突起を揉みます(耳珠には、「鼻眼浄穴」という、鼻と眼の症状に効果的なツボがあります)。親指と人差し指で耳珠をはさみ、耳珠全体を手指の爪で刺激します。または、親指の爪で、耳珠全体を刺激します。かゆみがおさまるまで続けてください。
以上①~⑤を症状がひどいとき毎日二回、軽いときは毎日一回行ってください。

2024年10月
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