胃潰瘍に対するツボ刺激
仕事が忙しくて、胃潰瘍(十二指腸潰瘍)が治るまで、自宅でゆっくり安静にしている暇がない人には、ツボを刺激するひとりあんまが最適です。ちょっとした合間を見つけて、試してみましょう。
①腕の内側のほぼ中央に、二本の太い筋肉が手首から上に向かって走っています。この二本の筋肉の間で、手首から指の横幅で三本分ほど上のところに、胃の痛みにたいへん効果のある内関というツボがあります。最初に、このツボを刺激します。
まず右手の親指の先を左手の内関にあて、ツボに意識を集中しながら、はじめのうちはかるく押し、すこしずつ力を加えていきます。ツボの周辺に酸脹感(だるさや鈍い痛みなど、ツボを押したときに感じる独特な感覚)を感じるまでつづけ、酸脹感を感じた後も三〇秒間くらい押しつづけます。左手の内関が終わったら、次に右手の内関を同じように押してください。
②足の内くるぶしから、指の横幅で四本分ほど上に、三陰交というツボがあります。また、膝を約六〇度に曲げ、指を伸ばして親指を膝の皿の上にあてたとき、中指の先があたるところに、足三里というツボがあります。床に座って右膝を立てて、右手のコブシで、二~三分右の三陰交を軽く叩き、次に右手のコブシで右の足三里を二~三分軽く叩きます。手足を左右交代させて、やはり二~三分叩いて下さい。
足三里は胃とつながる胃経という経絡(気のとおり道)にあり、胃の病気にたいへん効果のあるツボです。また、三陰交は胃の働きに密接な関係がある脾経という経絡にあり、やはり胃腸の病気によく効くツボとして知られています。
中国秘伝ひとりあんま気功⋆③
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
« 9月 | ||||||
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
27 | 28 | 29 | 30 | 31 |