気功の基礎研究⑭

第6節外気
 外気とは気功の運気療法を用いて内気を外に向かって放射したもののことである。外気の物理的特性およびその生理的な効果に対する研究は、わが国において一九七七年から開始され、一定の成果を上げつつある。現在までに発表された資料のなかから、いくつかを紹介してみよう。

中国科学院上海原子核研究所・顧涵森の報告
 増幅探測器を用いて外気の物理的属性を調べた結果、異なる気功師から、それぞれ異なった属性の外気を測定することができた。外気の物理性とは、大量の静電気・磁気・赤外線・イオン流であった。 

上海交通大学・沈漢昌の報告
 交通大学「人体場」探索グループは、実験を通じて次のことを確認した。気功に熟達した人からは、ある種のエネルギーあるいは物質が放射されている。そこでにとまずそれを「人体場」と名づけた。このエネルギーまたは物質は、空間を伝導し、人体によって受け止められる性質を持つ。さらにこれを受け取った者に対して、何らかの作用(疾病の治療等)を引き起こす力を持っている。 

中国科学院自動化研究所の王永懐の報告
 コンピューターによる解析の結果、「外気」中に何らかの情報が含まれているのは確実である。 

北京医療器械研究所・張恵民の報告
 放射される生物電気に含まれるものとしては、遠赤外線電磁波・静電気・生物磁気・およびある種のエネルギーなどがある。

上海中医研究所・林雅谷、鄭栄容の報告
 闕阿水が発功により「外気」を発したとき、人や動物の赤血球に電気的変化を生じ、また血管内容積が増える効果がみられた。さらに収発功のとき、紫外線から可視光線までの波長に相当する電磁軸射に対し、特有の制御能力が働いていることが光子測定によって初歩的に測定された。
 外気の研究は近年盛んに行われているが、その難しさは林中鵬氏の次の言葉によく表されている。「気功はその仕組みが大変複雑であるため、さまざまな実験結果から導かれる研究者たちの認識もまたさまざまである。ある人は気を『電気を帯びた微粒子』であるといい、ある人は対流熱の一種であると考え、さらに物質の第四態=生物イオンと考えている人もいる。要するに多くの現象測定は、現在の科学技術のレベルでは解決することができないのである」。
 継続的な努力によって、一歩ずつ探索が深められることが期待される。 

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