気功の方法…内養功②

④呼吸法
 意識的に腹式呼吸を鍛錬する。その呼吸法には二種類ある。
第一の呼吸法…硬呼吸法ともいう。鼻による呼吸で、息を吸うときに舌の先を上顎につけ、自然に吸い込み、下腹部に引き入れる。これが「気、丹田に沈む」である。息を吐き出すときは舌をもとの位置に戻す。このように繰り返す。病状の軽い壮年の者に適する。
第二の呼吸法…軟呼吸法ともいう。口と鼻を用いる呼吸で、息を吸い込むときには息を自然に吸い込み下腹部に送る。息を自然に吐き出しから、呼吸を止めて字句を黙念する。そのときは舌を上顎につける。字句を念じ終えると、舌を放し再び息を吸い込む。このように繰り返す。病状の重い者や虚弱な者に適する。
第二の呼吸法は劉渡舟が一九五七年に伝授したもので、現在臨床で多く用いられている。二つの呼吸法は、併用しても交互に用いてもいけない。

⑤意守法
 臍下一寸三分の丹田を意守する。雑念を排し精神を集中して、入静に到達する。一定時間練功すると、息を吸い込むときに、気が下腹部に吸い込まれたような感覚が生じる。これが「気、丹田を貫く」である。
 内養功の主な適応症は、潰瘍性疾患、胃下垂症、胃拡張、慢性胃炎、慢性腸炎、慢性肝炎、肺結核、珪肺、高血圧症、神経衰弱、月経不順、月経痛などである。これらは、治癒するかあるいは症状が軽減する。

2019年9月
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