気功の方法…意気功

言い伝えによると、意気功の起源は宋代だが、考証されていない。天津の人である王竹林が一九一三年に『意気功詳解』を著し、この功法を紹介している。王氏は、この功法は気を集め球となし、ある部に行かせるもので、すべてが意を以て想像するので、意気功と命名したと指摘している。したがって、この功法は意想を主とする静功法である。その操作は以下の通りである。
練功する者は、毎朝起きてから、ひとまずは髪を梳かしたり顔を洗ったりせず、まず薄い塩水で口を漱ぎ、口中の濁気を除く。その後に低い椅子に姿勢を正して坐るが、しゃちこばる必要はなく自然な姿勢をとる。上半身・大腿・下腿は全て真っ直ぐにし、両足の趾はやや内に曲げる。目を閉じ精神を集中し、両手は交叉させ気海に当てる。口を閉じて鼻で三回呼吸する。目を開き直視し、舌の先は微かに上顎につける。精神を集中し雑念を押さえ込み、空想により全身の気を心の上に集め、球となし、この球を想像し

このとき、口中の津液(唾液)はすでに満ちているが飲み下してはならない。舌は平らにし、三十六回叩子歯し、津液が叩歯により泡沫になってから、一気に飲み下す。さらに口を閉じて鼻で三回呼吸する。やや落ち着いてから立ち上がり、双手をだらりと下げ、前方に七歩から百歩まで歩くのを一回とし、往復して功を終える。この功法は十分間位を基準とする。毎朝一回行う。意気功は胃・十二指腸潰瘍。神経衰弱・不眠・癲癇・高血圧症などの慢性疾患の治療に用いることができる。

01.心を起点とし
02.上行してに至る
03.上顎に行き
04.人中に行き
05.鼻準(鼻の先端)に行き
06.天庭(眉と眉の間)に行き
07.頭頂に行き
08.折り返し後頭に行き
09.ゆっくり下行して背骨に至る
10.腰兪穴に行き
11.下行して尾骶骨に至る
12.前に行き腎根(生殖器)に至る
13.左に行き、左の大腿の外側に至る
14.下行して左下腿の外側に至る
15.左足背に行く
16.左足の第一趾に行く
17.左足の第二趾に行く
18.左足の第三趾に行く
19.左足の第四趾に行く
20.左足の第五趾に行く
21.折り返して足底の中心部に行く
22.上行して左下腿の内側に至る
23.左の大腿の内側に行く
24.上行して関元穴に至る
25.右に行き、右の大腿の外側に至る
26.下行して右下腿の外側に至る
27.右足背に行く
28.右足の第一趾に行く
29.右足の第二趾に行く
30.右足の第三趾に行く
31.右足の第四趾に行く
32.右足の第五趾に行く

33.折り返し右足底の中心部に行く
34.上行して右下腿の内側に至る
35.右大腿に行く
36.上行して気海穴に至る
37.左乳に行く
38.左行して左肩の外側に至る
39.下行して左前腕の外側に至る
40.左手背に行く
41.左手の母指に行く
42.左手の示指に行く
43.左手の中指に行く
44.左手の薬指に行く
45.左手の小指に行く
46.左手の手掌の中心部へ行く
47.上行して左前腕の内側に至る
48.右肩の内側に行く
49.脘(胃部)中に行く
50.右乳に行く
51.右行して右肩の外側に行く
52.右の前腕の外側に行く
53.右の手背に行く
54.右の母指に行く
55.右の示指に行く
56.右の中指に行く
57.右の薬指に行く
58.右の小指に行く
59.右の手掌の中心部へ行く
60.上行して右の前腕内側に至る
61.右肩の内側に行く
62.廉泉穴に行く
63.承漿穴に行く
64.舌の中心部に行ってから、すみやかに心部に戻る

このとき、口中の津液(唾液)はすでに満ちているが飲み下してはならない。舌は平らにし、三十六回叩子歯し、津液が叩歯により泡沫になってから、一気に飲み下す。さらに口を閉じて鼻で三回呼吸する。やや落ち着いてから立ち上がり、双手をだらりと下げ、前方に七歩から百歩まで歩くのを一回とし、往復して功を終える。この功法は十分間位を基準とする。毎朝一回行う。意気功は胃・十二指腸潰瘍。神経衰弱・不眠・癲癇・高血圧症などの慢性疾患の治療に用いることができる。