気功…整体の三つの部分

①肢体運動
古人は「流れる水は腐らず、戸ぼそ(開き戸の支えの意)は虫に食われない。動くからである。形(肉体)と気もまた同様である。形が動かなければ精は流れない。精が流れないと気は鬱滞してしまう」とか「動揺すれば殺気は消化され、血脈が流通し、病気にならない。これは、戸ぼそが最後まで朽ちないのと同じである」といった考えに導かれて、多くの鍛錬法を創造した。
これらの鍛錬法は、ほとんど肢体部分の屈伸、回転活動、前後屈などで、リズミカルで法則性のある操作方法からなる。また動功には自己按摩、自己拍撃などの鍛錬法が含まれている。これらの鍛錬方法の目的は全身の気血の流れをのびやかにして、各部分の関節の動きをよくし、筋骨を強くすることにより全面的に体質を強めることにある。また身体の各部分の鍛錬はその局部の機能の正常化を強めることができる。さらに病人の場合は、疾病の違いにもとづいて異なった局部鍛錬法を選択すれば、効果的に局所の症状を軽減し除去することができる。局部の按摩も内蔵を調節する働きがある。各種の肢体鍛錬方法は、正確かつ円滑さが必要とされ、やり過ぎたり、だらだらと続けたりしてはならない。

②呼吸の鍛錬
動功の呼吸鍛錬には、自然呼吸法、鼻吸鼻呼法、鼻吸口呼法などがある。腹式呼吸もあり、そのなかには順呼吸と逆呼吸が含まれる。動功を行うときは、呼吸の自然に順うこと、つまり呼吸に注意を払うことを強調しないことが一つである。もう一つは自然配合で、動作中に呼吸を意識したとき、呼吸と動作を自然に組み合わせることである。さらにもう一つは組み合わせの協調であり、一般には呼気を強める。後は各節でそれぞれ説明するが、すべて自然にスムーズに行わなければならず、息をこらして行ってはならない。

③意念の鍛錬
動功の鍛錬は安静な状態のもとで行わなければならないし、されに動作と意念を結びつけなければならない。つまり運動を行う過程では必ず精神を集中し、考えを動作に集中しなければならない。呼吸鍛錬との組み合わせが協調される動功のときには、それぞれの一回ずつの呼吸を把握して、動作が好機にちょうど当たるようにしなければならない。動功の各節の操作を行うごとに、自分で数を記憶すべきであり、このことも動作と意を結びつける助けとなる。動作の各節はそれぞれ回数が規定されているが、操作の過程では体力を配慮し、最初は少なめから次第に増やしていき、途中で止めてしまうようなことがないようにしなければならない。指導される各節の動功が自己の性質、病状に適合しているか否かは、鍛錬の過程で多く体得できるものであり、もし適合していなければ、必要な調整を講じなければならない。これらはすべて動功中における意念鍛錬の内容に属するものである。