日本の気功整体…自彊術.1

現代医学はどこまで進歩したのか

現代医学は進歩したと言われますが、果たしてどうなのでしょうか?なるほど、この20年ぐらいの間の欧米医学の進歩というものには、目覚しいものがあります。

戦前は、絶対に助からないと言われた病気も治るようになりました。手術法が格段に進歩し、抗生物質をはじめ、いい薬がたくさん出来てきたためです。乳幼児の感染症や青少年の結核が激減したために、日本人の平均寿命も世界第二位にまで伸びてきました。これは、現代医学の進歩の輝かしい成果だと思います。 しかしよく考えてみますと、平素私たちが苦しんでいる病気というものは、いぜんとしてとり残されているのです。一例をあげれば、成人病です。それから数多くの難病といわれるもの。それにリューマチ、神経病、肩こり症、腰痛、喘息などのありふれた病気までもが、ほとんど確定した治療法がないということに気がつきます。そのうえ困ったことに、進歩した医療・医薬品に原因する「医原病」などという新しい分野の疾病群も発生して、重大な社会問題になっているのです。 現代医療の進歩は、すべての分野でレベルアップしたのではありません。

大きくわけて次の三つの分野だけがレベルアップしたのです。

  1. 化学合成薬品が大量につくられている
  2. 診断法が進歩した
  3. 外科手術が進歩した

                                                  近藤 芳朗「自彊術療法」より