東洋医学.17

津液の概念

①身体を潤す物質“津液”
 津液とは、血以外のすべての体液のことを指します。水穀の精微が気化した水分が津液となり、三蕉を通り道として、全身を循環します。循環させるのは、体内の水分循環をつかさどる肺がにないます。
 津液は津と液に別れます。津はさらさらした水分で、液は津よりも重濁で、粘度のある水分をさし、液は骨髄や脳にたまり、栄養分を与え、外からの刺激から守るとされます。他にも、津液は、臓腑や関節、体表面など、身体の隅々まで潤しています。
②津液の不足で生じるトラブル
 津液の不調には、津液の不足と停滞(痰湿)があります。
 津液は水穀の精微から作られるため、栄養不足や脾・胃の異常により津液不足になり、汗を大量にかいて津液を過剰に消耗したり、熱邪の進入により津液が干し上がることも原因の一つになります。
 また、津液の停滞は、肺や脾の不調によっても発生します。余分な津液は湿と呼ばれ、身体にあふれるとむくみや下痢を生じさせます。粘稠な湿が集まり固まると痰となり、痰は停滞する性質があり、気・血の流れを停滞させるため、津液が滞ります。

2019年10月
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