東洋医学.23

八綱弁証で証を.1

①八綱弁証で基本の証を立てる
 八綱弁証とは最も基本的な弁証法です。八綱とは、表・裏・寒・熱・虚・実・陰・陽のことです。この八つは、表裏・寒熱・虚実・陰陽の組み合わせなっており、表裏は病位の深浅を、寒熱は疾病の性質を、虚実は病気の過程における正気と邪気の盛衰を示しています。
 さらに陰陽はこれら六綱を統括し、表・熱・実は陽に、裏・寒・虚は陰に統括されます。複雑な証候もこれらのルールに当てはめて分類していくと、証が立てやすく、疾病の変化も予測しやすく、治療方針を立てるときも、非常に参考になる弁証方法です。
②表裏の証
 八綱弁証の最初の表裏弁証で、外邪が体内に侵入した際、病位が表裏のどちらにあるか、病勢はどうか、といった判断をします。
 表裏の「表」は身体の表面(皮膚や皮下表層の組織郡、四肢や頭部、肩背部)を指します。この部位に病があることを表証といいます。「裏」は臓腑・血脈・骨髄のように身体の奥深くを指します。この部位に病があることを裏証といいます。また、表裏の中間を半表半裏といい、この部位に病があることを半表半裏証といいます。
 表証は外感病(外邪の進入による病)も初期段階によく見られ、発病が急で変化が早く、病気の期間が短いのが特徴です。表証以外の疾患は、ほとんどが裏証に属すると考えられます。半表半裏証は、病が表位を過ぎているが、まだ裏位に達していないときに表れます。

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