整体と気功と言霊の原理.38

遠藤喨及の指圧法…経絡指圧法.13
「邪気」の本質は何か?
 邪気は、虚実の歪みをつくるもとになるエネルギーで、どうやらこれは、仏教などで言うところの業(カルマ)のようなもの。カルマもまた、仏教では別名、習気と言って、エネルギーのことだ。
 邪気を見ているうちに、それがはるか昔の過去世や前世からもってきているなと感じることもあった。あるいは、先祖的なカルマか。ただし、あまり、こういうことは治療上必要がないので追求しないことにしている。
 気の世界の果ては、邪気でおしまいなのか?邪気の実体は何だろうか?と考えるようになった。もし、気の世界のもっとも深いレベルが邪気であったなら、気の本質はカルマだと言うことになる。
 年月を重ね、ある時、ようやくその答えを見いだすことができた。邪気よりさらに深い世界があった。その世界にとどりつくことで邪気の本質が理解された。しかしそこは、もはや気の世界ではなかった。気よりさらに深い世界。
 もっとも私にしても、その入口を垣間見たにすぎない。それは仏教で言うところの仏性、宇宙すべてに果てしなく行き渡っている霊的エネルギー。邪気の本質は仏性であった。
 悪いと思えた邪気も、さらに深い世界から見ると、善なるものでしかなかったのだ。ただし、この世界は、気の世界を追求していただけでは得られなかった。
人の心をどこまで読めるか?
 幸い私は、気や指圧の研究だけではなく、拙いながらも仏教の学行をしている。だから真の悟りの世界がどんなに深く広大無辺なものか、おぼろげながらも分かる。その境地から見て、自分がどの程度のところにいるかということも。
 原始感覚が覚醒すると、気が見えたり、過去世が見えたり、はたまたオーラだの霊だのが見えたりなど、いろいろとある。しかし、いずれも仏教では天上界の境地であって、悟りではなく迷いの世界なのである。