整体と気功と言霊の原理.41

遠藤喨及の『気の経絡指圧』…「タオ指圧」.1
はじめての「タオ指圧」

タオ指圧では、施術者が「受け手が、どこを圧してもらいたがっているか?」を想像する。すると、実際にそこにツボが見つかるのだ。
反発が信頼の変わった
 ツビカ・カリサー氏の指導
からだの深部に響きが走る
 翌日、私たちは、「超特穴」と呼ばれ、からだから邪気を排出するといわれる、タオ指圧独自のツボを練習していた。私の練習相手が、私の頸部のツボを指圧しようとしたが、ツボが閉じていた。カリサー先生に手助けを頼むと、彼はそのツボを開いてくれた。そして、邪気がとても深いところにあるからだと説明してくれた。私は、そのツボを圧された時、からだの深部にまで経絡の響きを感じた。
痛みが消えたという事実
 これまで私は、先の述べた生体エネルギー療法だけでなく、プライマル・セラピー(絶叫療法)など、各種の心理療法、音楽療法、ヨガ、瞑想療法など、さまざまな療法を受けてきた。これらのテクニックは、心身のいろいろなレベルで私を助けてくれたのは、事実である。
 しかしタオ指圧は、他のどんなセラピーよりも深いレベルにおいて、私を癒してくれ。            

治療効果が証明された

 気の経絡指圧の治療効果が、特定の個人にのみ可能なものでないことの。たんなる、誰か一人の名人芸ではないということの。そして民族も国境もなく、誰もが、気の経絡指圧が説く正しい心構えと、その指導要領に従うことで可能になるものであるということの。
科学的常識ではわからないこと
 シンクロニシティという言葉がある。「共時性」と訳されているが、ユング心理学をかじったことのない方には、あまりなじみのある言葉でないかもしれない。シンクロナイズド・スイミングのシンクロと同じで、「同時に動く」とか「調子を合わせる」ということ。
 ユング心理学では、「心の中の出来事とが、意味の上で相応して起こること」と定義している。すなわち、心(内界)の動きと、外界の現象とが一致したりすること。
 そして経絡治療の世界もまた、同様に共時的である。なぜなら治療の対象である患者さんの経絡は、術者の内的イメージが、これと同調することによってのみ認識され、治癒されるのだから。気と経絡は、まさに主観と客観が一体となった、心身一如の世界に属しているのである。 遠藤喨及の『気の経絡指圧』より

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