ナチュラル│良医のみわけ方

良医のみわけ方
よく、「いいお医者さんをみつけるのは?」という質問を受けることがある。ひとことでは答えにくい質問だが、優れた医師を探すときの目安となる条件はいくつかあげられる。
1.一症例としてのあなたと同時に、ひとりの人間としてあなたに関心を示す医師であることが必要である。あなたが困っている問題について時間をかけて問診をし、あなたの質問に納得いくまで答えられる医師であることも必要である。
2.つぎに、医師はよき教師でなければならない。治療が終わった時、患者は来た時よりも多くの知識と自信を持って帰ることが望ましい。再び何らかの病気になっても自分で対処できるような、プリベンティブ・メンテナンスやセルフケアの心得を患者にもたせるのが医師の仕事である。良医は身をもって健康であることの見本を示せなければならない。
3.その人の健康観や治療観がこの本、及び『人はなぜ治るのか』に書かれているものに近い医師を探すことである。その基本となる考え方は、どんな人でも生まれつき治癒能力が備わっているということである。したがって、外部からほどこす治療に依存させるのではなく、その人の内部に眠っている治癒力をやさしく目覚めさせるような方法が望まれる。
また、医師はヒポクラテスの有名な訓令「何よりも、害をあたえてはならない」の信奉者でなければならない。現代の医師には、その教えを忘れて、体に備わった治癒システムにチャンスを与える前に攻撃的な治療法に走ってしまう人が多すぎる。自然治癒力に敬意を払うことは、私の研究と臨床における一貫したテーマであり、この本を書くに当たっても変わらない。

この本の使い方
よく読んで実行し、その結果を観察していただきたい。あわなければ無理に続ける必要はない。