質素な食事の味わい方を身につけよう
現代の料理の多くは、体にいいということより感覚を刺激することを目的として作られている。私も他の人におとらず珍しい料理や強い香味の料理を試してみるのが好きだが、それを重ねることによって、質素な食べ物やあっさりした調理法を味わう能力が失われることを恐れる。とりたてのものに軽く火をとおして、バターも塩もつけずにそのまま食べるスイートコーンの雌穂から、あなたは快楽をひきだせるか?庭からとってきた完熟トマトをスライスして、そのまま食べるのどうか?多少のオーリブ油と新鮮なレモン汁をかけただけのパリパリした野菜サラダは?
バターなしのコーンやパン、クリーミーなドレッシングなしの野菜サラダやトマト、スパイシーなソースなしの炒めもの、バターやオランデーズソースなしのサーモン、薄切りハムやアイスクリームなしのメロンなど考えられないという人には、材料のピュアな味を味わってみることをお勧めしたい。
オートミールの粥と水だけで生きろといっているのではない。からだにいい材料で作ったものなら、メキシコ料理でもイタリア料理でも四川料理でも大いに楽しめばいい。私がいいたいのは、感覚の刺激を目安に食べ物を選んでいたら、体のためには必ずよくない方向に行ってしまう恐れがあるということなのだ。ごてごてとした飾りがなく、素早く適切に調理されたシンプルな食べ物を楽しむ術を身につけていただきたいものである。
ナチュラル│質素な食事の味わい方
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